海外競馬情報
2007年09月07日 - No.17 - 5
インディアナ州、調教中の薬物検査を承認(アメリカ)【獣医・診療】
インディアナ州競馬委員会(Indiana Horse Racing Commission)は7月18日、州の競馬に出走する予定の競走馬からの検体採取を認める規則を満場一致で承認した。
このルールは直ちに実施され、競馬場内外の競走馬に適用される。本ルールはエポゲン(Epogen)のような血液ドーピング剤の使用を摘発し、抑止するために定められている。
検査結果が陽性の場合、特別の事情がある場合を除き、関係者に対して10年以上の競馬関与停止の罰則が課される。
また委員会は、全てのサラブレッドとクォーターホースの前蹄に高さ4ミリ以上のトーグラブの装着を禁止する規則も承認した。
調教中薬物検査とトーグラブについての規則は、4月にワイオミング州ジャクソンホールで行われた会合で北中米競馬委員協会(Association of Racing Commissioners International: RCI)が採用した模範ルールに従うものである。
インディアナ州競馬委員会のジョー・ゴラジェック(Joe Gorajec)専務理事は、「RCIは競馬産業の関係者と協力して、競馬の公正確保を強化し、参加者の安全と福祉を守ることのできる新しい模範ルールを取締当局に提示しました。RCIの進歩的な模範ルールが近い将来、広く採用されるようになることを望んでいます」と語った。
アナボリック・ステロイドの規制に関するRCIの模範ルールは9月27日に行われる同委員会の会合で討議される予定である。
[thoroughbredtimes.com 2007年7月19日「Indiana approves out-of-competition testing」]