海外競馬情報
2007年03月23日 - No.6 - 4
サンタアニタ競馬場、人工馬場敷設へ(アメリカ)【その他】
サンタアニタ(Santa Anita)競馬場は人工馬場の敷設を予定しているのかどうかはっきりとしなかったが、ようやく決着がついた。2月21日に同競馬場のロン・チャールズ(Ron Charles)場長は、競馬場のオーナーであるマグナ・エンターテイメント社(Magna Entertainment Corp.)が今年後半に人工馬場を敷設する予定であると発表した。
チャールズ場長は声明で「サンタアニタ競馬場に人工馬場を敷設することは競馬界にとって正しいことです。カリフォルニアとアメリカ中のホースマン達が、もうすぐ始まるデル・マー(Del Mar)競馬開催中に、サンタアニタ競馬場にも人工馬場が敷設されることを知るのは重大なことだと感じています」と述べた。
同場長の発表により、サンタアニタ競馬場の人工馬場敷設に関するあいまいな態度に終止符が打たれた。2月中旬にチャールズ場長は、他場が人工馬場の敷設に関して抱えている課題について懸念を明らかにした。しかし、サンタアニタ競馬場はどの材質の馬場を採用するかを発表していない。ハリウッドパーク(Hollywood Park)競馬場はクッション・トラック(Cushion Track)を採用し、デル・マー競馬場はポリトラック(Polytrack)を敷設している。
「どの材質を採用するにしても、馬場がオークツリー(Oak Tree)開催の極暑に耐えうることを保証するよう努めてきました」と同場長は声明の中で述べた。
今年のオークツリー開催は9月26日に始まる。
By Brad Free
[Daily Racing Form 2007年2月23日「Santa Anita to go synthetic」]