成都市でドバイ馬が出走する競馬開催を施行(中国)【開催・運営】
4月に成都市の金馬国際競馬場において、中国とUAEのメイダングループ(Meydan Group)は第1回競馬開催を施行する予定であり、出走馬はドバイから輸入される。
成都ドバイ国際カップデーの開会式は4月6日に予定されている。これはメイダングループのドバイの施行規程の下での協力と、成都市、成都市スポーツ局、温江区政府および漢中建設グループの共同努力の賜物である。金馬競馬場は温江区にある成都のガーデンシティにある。
5レースからなるその日の競馬開催は、公式タイムーキーパーのロンジン社(Longines)がスポンサーを務める2レース、成都ドバイ国際カップ(2200m)と温江メイダンクラシック(1600m)が目玉となる。
この他には、メイダンマイル、漢中ハンデキャップ(1400m)と温江スプリント(1200m)が施行される。
出走馬はドバイレーシングクラブ(Dubai Racing Club)所属の調教師の管理馬であり、UAEの競馬シーズン中にドバイワールドカップカーニバルなどに参加したジョッキーが騎乗する。
中国本土において初めて海外馬が検疫を経て出走する競馬開催となる。出走馬は競馬開催終了後、UAEに帰国する。
メイダングループの理事で、メイダン競馬委員会(Meydan Racing Committee)の委員長であるマリ・アル・バスティ(Malih Al Basti)氏は次のように語った。「これはワクワクするような戦略的提携関係であり、サラブレッド競馬発展に向け中国当局に協力すべく契約を結びました。この第1回競馬開催により、協力関係を本格的に開始し、この関係はUAEと中国の間で成長し続けるでしょう」。
「メイダン競馬場、ドバイワールドカップカーニバルおよびドバイワールドカップは、世界競馬の頂点と考えられています。私たちは成都市の人々がこの第1回競馬開催に立ち合い、ドバイ競馬の情熱の礎となっている馬文化を体験することを望んでいます」。
漢中建設グループの楼忠福(Zhongfu Lou)名誉会長は次のように語った。「漢中建設グループは2010年と2011年のドバイワールドカップデーの主要スポンサーとなった唯一の海外企業であり、このことは中国の成都市にドバイワールドカップと国際競馬を導入する一助となりました」。
「漢中建設グループは社会責任の一環として、この第1回競馬開催日を馬および競馬産業の競馬、生産、馬の福祉などあらゆる面の発展を推し進める基盤とするでしょう」。
中国西部で唯一の馬関連施設である金馬競馬場は、過去3年間において中国馬フェスティバル(China Equestrian Festival)の開催に成功した。競馬場経営陣は、成都ドバイ国際競馬デー終了後も、中国の馬産業の発展を促進し続けるだろう。
By Blood-Horse Staff
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[bloodhorse.com 2014年3月12日「U.A.E. to Supply Horses for Chinese Race Day」]