海外競馬情報
2015年12月20日 - No.12 - 4
アルカナ社、2015年に過去最高の売上げを記録(フランス)【生産】
アルカナ社(Arqana)の2015年の売上げは、過去最高の1億2,365万7,200ユーロ(約160億7,544万円 前年比3%増)を記録した。この売上げにはプライベートセールも含まれる。
全体的な平均価格も過去最高の4万7,717ユーロ(約620万円 前年比6%増)となり、中間価格は前年比11%増の2万ユーロ(約260万円)となった。
しかし、2015年にアルカナ社で上場された馬の売却率は、前年の79%から減少し75%となった。
アルカナ社の今年最高の実績は、ジョン・ファーガソン(John Ferguson)氏が8月1歳セール(ドーヴィル開催)でドバウィ(Dubawi)の牡駒を260万ユーロ(約3億3,800万円)で購買したことである。これは長年にわたる同社の最高価格を上回った。
平地競走と障害競走のいずれの部門においても1歳馬の売上げは良好であり、それぞれ4%と8%の増加を示した。しかし障害市場では、売上げは前年比23%減となり、売却率は前年の82%から62%に減少した。
アルカナ社のエリック・オワイヨー(Eric Hoyeau)会長は次のように語った。「これらの結果は、2つの不可欠な要素に頼るアルカナ社のビジネスモデルの強さを示しています。すなわち、8月1歳セール・12月ブリーディングストックセール・凱旋門賞セールの国際的影響力と、国内市場の強さです」。
By Martin Stevens
(1ユーロ=約130円)
[Racing Post 2015年12月12日「Arqana posts record annual turnover in 2015」]