フランスギャロ事務総長にアルカナ社のドロワ氏が選出(フランス)【開催・運営】
アルカナ社(Arqana)のエリック・オワイヨー(Eric Hoyeau)会長は、約10年間にわたり自身を補佐してきたオリヴィエ・ドロワ(Olivier Delloye)氏に敬意を表した。ドロワ氏は1月11日、フランスギャロ(France Galop)の事務総長に選出されたのだ。
フランスギャロ取締役会はこの選出を承認し、ドロワ氏は事務局のトップであるティエリ・ドゥレグ(Thierry Delegue)事務総長の後任とされた。
ドロワ氏は、アジャンスフランセーズ社(Agence Francaise)とゴフスフランス社(Goffs France)の合併の後すぐに、2006年にアルカナ社の社長として迎えられた。それ以前は、仏小売業者ピノー・プランタン・ルドゥート社(Pinault-Printemps-Redoute)、P&G社(Proctor and Gamble)でマーケティングを担当していた。
オワイヨー会長は、ドロワ氏がフランスギャロの事務総長に任命され、最近フランスギャロ会長に再選されたエドゥアール・ド・ロトシルト(Edouard de Rothschild)氏の下で実務を行うことを歓迎した(訳注:ロトシルト氏は2004年〜2011年にもフランスギャロ会長を務めていた)。
そして「オリヴィエがフランスギャロのトップに任命されたことは、フランス競馬界にとって素晴らしいニュースです。ロトシルト会長が12月に選出された際に発表した近代化計画を指揮するのに、彼は必要な能力をすべて備えています」と語った。
さらにオワイヨー会長は次のように付言した。「この任命は、10年前のアジャンスフランセーズ社とゴフスフランス社の合併以来アルカナ社が実施してきたビジネスモデルへの高い評価の表れとも受け取れます。それゆえ、競馬産業が早急に必要とする改革計画の指揮者にオリヴィエが選出されたことを嬉しく思います。改革を要しているフランスギャロは、弊社の例に倣う意欲を示してくれました。また、アルカナ社全体を代表して、オリヴィエが弊社で達成してくれたすべてのことに感謝の意を表明します」。
なお、ドゥレグ氏は3月末までドロワ氏とともに事務総長の職を務める。
By Scott Burton
[Racing Post 2016年1月11日「Delloye new director general of France Galop」]