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2016年03月20日  - No.3 - 6

サンタアニタパーク競馬場、BC開催に向けて新しい芝を敷設(アメリカ)【その他】


 すべてが計画どおりに進めば、今年のブリーダーズカップ開催(11月4日・5日)には、サンタアニタパーク競馬場に新しい芝が敷設されているだろう。

 サンタアニタパーク競馬場は、芝コース全体を新しいバミューダグラスに転換する敷設工事を6月20日に開始することを計画している。この芝コースは、9月後半に開幕するサンタアニタ秋開催の前に使用可能となる予定である。

 競馬場運営会社ストロナックグループ(Stronach Group)の西海岸地区を担当するジョー・モリス(Joe Morris)上席副理事長は、次のように語った。「競馬開催日数の増加と芝レースに対する需要の高まりの影響で、私たちはここ数ヵ月間、馬場転換を予定し計画を立ててきました。新コースの芝草は密集してムラがなく、7月前半には敷設が完了する見込みです。これにより、秋開催に向け芝の成長に十分な時間的余裕が与えられます」。

 「芝レースは、ファンとホースマンに大変人気があります。そして競馬開催日数が増加したことで、このコースで多くのレースが施行されます。使用回数の増加に耐えられる新しい芝を導入します。ホースマンはこの計画を全面的に支持していて、この工事が実施されるのを皆楽しみにしています」。

 カリフォルニア・サラブレッド調教師会(California Thoroughbred Trainers)の理事長を務めるジム・キャシディ(Jim Cassidy)調教師は、こう語った。「サンタアニタ競馬場で1年を通じて順調に競馬を施行するためには、全く新しい耐久性のある芝コースが不可欠です。競馬場の経営陣は私たちの提案を注意深く検討していました。この計画が承認されたことを喜んでいます」。

 工事の準備は6月6日に始まり、ヒルサイドの部分から着手される。6月20日から芝コースは閉鎖される予定である。第一工程は、既存の芝の除去と十分に成長したバミューダグラス(カリフォルニア州ラキンタ産)を敷設する土壌の準備である。

 サンタアニタの芝コースは、約7ハロン(1400m)の楕円形のコースとヒルサイドターフコース(正面奥から下り坂が続き、ダートコースを横切って最後の直線に入るコース)を有しているのが特徴である。丘の上から決勝線までの距離は約6ハロン1/2(約1300m)である。

 現在施行されているサンタアニタ冬期開催は4月10日に閉幕し、カリフォルニア州の芝レースはゴールデンゲートフィールズ競馬場に舞台を移す。同競馬場では4月14日~5月1日に第75回記念ターフフェスティバルが施行される。ターフフェスティバルの賞金は引き上げられ、ホースマンにはサンタアニタ競馬場とゴールデンゲートフィールズ競馬場の間の交通費が支給されることになっている。

 サンタアニタ競馬場の芝敷設工事のため、6月23日~7月10日の間は南カリフォルニアの競馬場における芝レースの施行はない。

By Blood-Horse Staff

[bloodhorse.com 2016年3月3日「Santa Anita to Install New Turf Course」]


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