2018年ダーレーの種付料(欧州)【生産】
ダーレーは、欧州で供用する種牡馬全39頭の2018年の種付料を発表した。それらの種牡馬は、ダーラムホールスタッド(ニューマーケット)、キルダンガンスタッド(アイルランド・キルデア州)、ロジス牧場(フランス)で供用される。
最も重要な種牡馬3頭の種付料は変わらない。G1馬33頭を送り出しているドバウィ(Dubawi)の種付料は25万ポンド(約3,750万円)。初年度産駒が現在当歳のゴールデンホーン(Golden Horn)の種付料は3年連続で6万ポンド(約900万円)。エクシードアンドエクセル(Exceed And Excel)の種付料は5万ユーロ(約675万円)。また、シャマルダル(Shamardal)は引き続きプライベート価格で供用される。
イフラージ(Iffraaj)の種付料は、2万7,500ポンド(約413万円)から4万ポンド(約600万円)に大幅に引き上げられる。イフラージ産駒のリブチェスター(Ribchester 4歳)は今年、マイルのG1レースを3勝し最高のシーズンを過ごしている。また、イフラージは南半球でもジンジャーナッツ(Gingernuts)やジョンスノー(Jon Snow)などの優秀な馬を送り出した。
リブチェスターは、ダーレーの新種牡馬4頭のうちの1頭であり、昨年のキングズスタンドS(G1)優勝馬であるプロフィタブル(Profitable)とともにキルダンガンスタッドで供用される。種付料はそれぞれ3万ユーロ(約405万円)と1万2,000ユーロ(約162万円)である。
ダーラムホールスタッドはG1・4勝のポストポンド(Postponed)を迎え、種付料2万ポンド(約300万円)で供用する。また、ジャンリュックラガルデール賞(G1)優勝馬ウルトラ(Ultra)はロジス牧場で種牡馬入りし、7,000ユーロ(約95万円)で供用される。
初年度産駒が今年生まれた英2000ギニー(G1)やロッキンジS(G1)の優勝馬ナイトオブサンダー(Night Of Thunder)は、キルダンガンスタッドからダーラムホールスタッドに移動して種付料1万5,000ポンド(約225万円)で供用される。
By Ollie O'Donoghue
(1ポンド=約150円、1ユーロ=約135円)
[Racing Post 2017年10月24日「Darley release 2018 covering fees for European roster」]