香港国際競走の賞金総額が10%増加(香港)【開催・運営】
香港ジョッキークラブ(Hong Kong Jockey Club:HKJC)は、ロンジン香港国際競走(G1・4レース)の賞金総額を昨年よりも10%引き上げて過去最高の9,300万香港ドル(約13億200万円)とする。
香港の2018-19年シーズンの賞金総額は全体で5%引き上げられる。シャティン競馬場とハッピーバレー競馬場の年間合計88開催日の賞金総額は、12億2,000万香港ドル(約170億8,000万円)となる。
HKJCの競走担当理事であるアンドリュー・ハーディング(Andrew Harding)氏は、12月に開催される香港国際競走は香港で最高の馬を集める世界的にも有名なレースで構成されるとし、こう述べた。「G1・4競走の賞金総額は、競馬の頂点としての地位と、大々的な競馬の祭典のホストとして香港の国際的地位の重要性に見合ったレベルに引き上げられる必要があります」。
日常的に施行されるクラスレベル(訳注:重賞より下のレベルの競走。クラス1~5で編成)の競走の総賞金は、4.5%~5%引き上げられる。レーティング80以上の4歳以下の馬に出される"ハイアチーヴメントボーナス"の総額は、約15%引き上げられる。ハーディング氏は、あらゆるクラスを通じての賞金引上げは、年間を通じて競馬の質を向上させるために続けられた取組みのおかげだと述べた。
同氏はこう続けた。「高額賞金を維持することは、世界で優良馬を購買する香港の馬主のたゆまぬ努力を評価するものです。それは、競争の激しい国際市場において成長を続ける香港競馬にとって不可欠なものです」。
HKJCは7月6日、香港国際競走(G1・4レース)の総賞金を以下のように発表した。
・香港カップ(G1 2000m)...2,800万香港ドル(約3億9,200万円)(前年比12%増)。
・香港マイル(G1 1600m)...2,500万香港ドル(約3億5,000万円)(前年より200万香港ドル増)
・香港スプリント(G1 1200m)...2,000万香港ドル(約2億8,000万円)(前年比8.1%増)。
・香港ヴァーズ(G1 2400m)...2,000万香港ドル(約2億8,000万円)(前年比11%増)。
4月末の3つのG1競走の総賞金は据え置かれ、その総額は5,800万香港ドル(約8億1,200万円)で維持される。
By Bob Kieckhefer
(1香港ドル=約14円)
[bloodhorse.com 2018年7月6日「Hong Kong Jockey Club Hikes Purses Across the Board」]