南アフリカの競馬場
南アフリカの競馬場
【南アフリカの競馬】
南アフリカの競馬は1797年9月にケープタウンのグリーン・ポイント・コモンで初めて行われたとされています。1882年に統括機関として南アフリカ・ジョッキークラブが誕生、2004年1月にナショナルレーシングオーソリティと改名して現在に至っており、 同機関はジンバブエのボローデール競馬場を含む9つの競馬場で実施される競馬開催を統括しています。サラブレッドの平地競走のみが、8月から翌7月を一シーズンとして行われており、クリスマスの日以外は 必ずどこかの競馬場で競馬が開催されています。
競馬開催の運営はゴールドサークル社(クワズール・ナタール州)、フメレラ・ゲーミング&レジャー社(その他の州)によって行われています。パート1国である南アフリカの生産馬のレベルは高く、アメリカで1969年チャンピオンターフホースの栄冠に輝き、種牡馬として 1980年英ダービー馬ヘンビットを輩出したハワイがいるほか、近年においてもドバイ、香港の国際競走などで好成績を収めています。
また、1995年のジャパンカップをランドで制しJRAで短期免許を取得して活躍したマイケル・ロバーツ騎手、13シーズン連続して香港で リーディングジョッキーの座についたダグラス・ホワイト騎手等、国外でも活躍するホースマンを数多く輩出しています。なお、南アフリカは1993年にアフリカ大陸の国としては初めてアジア競馬会議(現:アジア競馬連盟)に加盟しています。
ターフフォンテン競馬場の紹介 | |
●競馬場の概要 ターフフォンテン競馬場は、南アフリカ共和国の最大都市であるハウテン州ヨハネスブルグにある競馬場です。1887年に設立されたヨハネスブルグターフクラブが、この地区の農場を借り受けて競馬を始めたのが誕生のきっかけです。アングロ・ボーア戦争により競馬開催は一時停止となりましたが、1900年9月に競馬が再開されました。現在、ターフフォンテン競馬場は、フメレラ・ゲーミング&レジャー社(フメレラ社)によって所有されています。フメレラ社は1997年に、ハウテン州政府からの命令を受けて設立されましたが、その後他州のレーシングクラブも次々と同社の傘下に入り、現在は南アフリカ全9州の内7州において、競馬の運営およびトートによる賭事運営業務を行っています。なお、同社の本社はターフフォンテン競馬場内に置かれています。 ●競馬場への行き方 ターフフォンテン競馬場は、ヨハネスブルグ市街地から南に4キロの所に位置し、車で10分ほどの距離にあります。O・R・タンボ国際空港(旧ヨハネスブルグ国際空港)からは車で30分程度です。
●コース 2つの右回りの芝コースがあり、内側のコースは1周約2,500mで、ゴール前の直線は500m弱です。外側のコースは1周約2,700mで、ゴール前の直線は約800mです。外側コースの向こう正面の直線と最後の直線の高低差は12mで、世界で最もタフなコースの1つとして知られています。
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●主要競走 4月のクラシックデー開催では、牡馬および牝馬三冠の第2戦であるSAクラシック(G1)とSAフィリーズクラシック(G1)以外にも、ホースチェスナットS(G1)が施行されます。また、5月のチャンピオンズデイ開催では、SAダービー(G1)、チャンピオンズチャレンジ(G1)、コンピュタフォームスプリント(G1)以外にもSAオークス(G2)等が施行されます。その他にサマーカップ(G1)が施行される10月のサマーカップ開催が、ターフフォンテン競馬場の主要開催です。●馬券 馬券一覧はこちら
2017年12月現在のデータです。 |
ケニルワース競馬場の紹介 | |
●競馬場の概要 ケニルワース競馬場は、南アフリカ共和国、西ケープ州の州都ケープタウンにある競馬場です。
設立されたのは1833年で、南アフリカ国内で最も歴史の古い競馬場です。
現在、フメレラ・ゲーミング&レジャー社がケニルワース競馬場を所有し競馬を施行しています。●競馬場への行き方 ケニルワース競馬場は、ケープタウンの中心部からわずか10分(南東に11km)の場所にあります。ケープタウン国際空港からは車で30分程度です。
●コース ケニルワース競馬場には、左回りの周回コースが2つと、1,200メートルの直線コースが1つあります。2つの周回コースの内、"オールドコース"は1周距離が2,700メートルでゴール前の直線は450メートルです。もう1つの"ニューコース"は1周が2,800メートルでゴール前の直線は600メートルです。(c) Gold Circle Pty |
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●主要競走 ケニルワース競馬場の主要競走は、シーズン開始早々に行われる12月のケープギニー(G1)およびケープフィリーズギニー(G1)、さらに1月上旬に行われるクイーンズプレート(G1)、パドックS(G1)等の重賞競走です。最大の開催日は1月下旬のメット開催で、目玉競走のメット(G1)以外にも、ケープダービー(G1)やケープフライングチャンピオンシップ(G1)等が施行され、競馬場は大勢の人で賑わいます。●馬券 馬券一覧はこちら
2017年12月現在のデータです。 |
グレイヴィル競馬場の紹介 | |
●競馬場の概要 グレイヴィル競馬場は、南アフリカ共和国のクワズール・ナタール州ダーバンにある競馬場です。ダーバンは南ア最大都市のヨハネスブルグに次ぐ大都市で、南アフリカの重要な外港として知られています。
1844年にナタル・ターフクラブ主催の下、グレイヴィル競馬場で初めての開催が行われました。
グレイヴィル競馬場は、1897年設立で毎年7月第1土曜日に施行される南アフリカ共和国最大の競馬イベント、ダーバンジュライ競走の開催地として有名です。
現在はゴールドサークル社が競馬場を所有し開催運営を行っており、同社の本社はグレイヴィル競馬場内に置かれています。
1996年には南アフリカで始めてフラッドライト(投光照明)を導入しナイトレースも行われるようになり、若者の人気を集めています。また、2014年には従来の芝コースに加えてポリトラックコースを敷設し、レースを行っています。●競馬場への行き方
グレイヴィル競馬場は、ダーバン市街地から北西に4キロの所に位置し、車で10分ほどの距離にあります。キングシャカ国際空港からは車で40分程度です。
●コース
洋ナシ型(三角形)の芝コースは、1周2,800メートル、直線約400メートルの右回りのコースです。その内側には、2014年に敷設された1周2,000メートルのポリトラックコースがあります。内馬場にはゴルフ場が併設されています。
(c) Gold Circle Pty |
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●主要競走 グレイヴィル競馬場の目玉競走は、何と言っても7月の第1土曜日に施行されるダーバンジュライ競走(G1)です。この日には、ダーバンジュライ以外にも、ガーデンプロビンスS(G1)を始めとして複数の重賞が施行されています。また8月頭に施行される長距離レース、ゴールドカップ(G1)も有名です。●馬券 馬券一覧はこちら
2017年12月現在のデータです。 |
スコッツヴィル競馬場の紹介 | |
●競馬場の概要 スコッツヴィル競馬場は、クワズール・ナタール州の州都ピーターマリッツバーグにあり、初開催は1962年と記録されています。ダーバンのグレイヴィル競馬場と同じで、運営はゴールドサークル社です。 競馬場の隣にはゴールデンホースカジノというカジノ施設があり、地元の人にも観光客にも人気を集めています。 ●競馬場への行き方 スコッツヴィル競馬場は、ピーターマリッツバーグ市街地からわずか3キロの所に位置し、車で10分弱です。ダーバンからは車で50分、キングシャカ国際空港からは1時間と少しの距離です。
●コース 1周約2,300メートル、直線約550メートル、右回りの芝コースです。1,200メートルの直線走路もあります。
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●主要競走 5月下旬に、4つのG1スプリント競走(1,200メートル)を施行するゴールデンホーススプリントデイが開催されます。それらは、南アフリカフィリーズスプリント、アランロバートソンチャンピオンシップ、ゴールドメダリオン、そしてゴールデンホーススプリントです。●馬券 馬券一覧はこちら
2017年12月現在のデータです。 |
●馬券
Win | ウィン | 単勝 |
Place | プレイス | 複勝 |
Eachway | イーチウェイ | 単勝と複勝を同額一括購入 |
Swinger | スウィンガー | ワイド |
Exacta | エグザクタ | 馬単 |
Trifecta | トライフェクタ | 3連単 |
Quartet | カルテット | 4連単 |
Double | ダブル | 2レースの1着馬を当てる馬券 |
Pick 3 | ピックスリー | 3レースの1着馬を当てる馬券 |
Jackpot | ジャックポット | 4レースの1着馬を当てる馬券 |
Pick 6 | ピックシックス | 6レースの1着馬を当てる馬券 |
Place Accumulator | プレイスアキュムレーター | 7レースの複勝を当てる馬券 |