アメリカの競馬場
東海岸
ニューヨーク州- 【A】 アケダクト競馬場 <日程>
- 【B】 ベルモントパーク競馬場 <日程>
- 【C】 サラトガ競馬場 <日程>
- 【D】 フィンガーレイクス競馬場 <日程>
ニュージャージー州- 【E】 メドウランズ競馬場 <日程>
- 【F】 モンマスパーク競馬場 <日程>
メリーランド州- 【G】 ピムリコ競馬場 <日程>
- 【H】 ローレルパーク競馬場 <日程>
デラウェア州- 【I】 デラウェアパーク競馬場 <日程>
フィラデルフィア周辺- 【J】 パークスレーシング競馬場 <日程>
中央部
ケンタッキー州- 【K】 チャーチルダウンズ競馬場 <日程>
- 【L】 キーンランド競馬場 <日程>
フロリダ州- 【M】 ガルフストリームパークウエスト競馬場(旧コールダー競馬場) <日程>
- 【N】 ガルフストリームパーク競馬場 <日程>
- 【O】 タンパベイダウンズ競馬場 <日程>
ルイジアナ州- 【P】 フェアグラウンズ競馬場 <日程>
イリノイ州- 【Q】 アーリントン・パーク競馬場 <日程>
アーカンソー州- 【R】 オークローン競馬場 <日程>
テキサス州- 【S】 ローンスターパーク競馬場 <日程>
西海岸
サンフランシスコ周辺- 【T】 ゴールデンゲートフィールズ競馬場 <日程>
ロスアンジェルス周辺- 【U】 デルマー競馬場 <日程>
- 【V】 ロスアラミトス競馬場
<日程>
- 【W】 サンタアニタ競馬場 <日程>
【アメリカの競馬】 アメリカで競馬が始まったのはイギリスの植民地時代だった1620年代のことです。独立してからはイギリスから優秀なサラブレッドを次々と輸入し、現在の競馬大国と言われる隆盛が築き上げられました。1875年に始まったケンタッキーダービーを初めとする三冠レースや秋のブリーダーズカップなどは全米各地から競合が集まり大いに盛り上がります。
ハワイとアラスカ以外ほとんどの州で競馬が行われているアメリカには、全国を統括する機関はなく、州から認可を得たそれぞれの主催者が競馬を開催しています。中でも東海岸ではニューヨーク周辺、西海岸ではカリフォルニア州、リゾート地であるフロリダと馬産地のケンタッキーが主要な地域となっています。
アケダクト競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 ニューヨーク市クイーンズ区に位置するアケダクト競馬場は1894年9月27日に開場しました。 1955年に現在のニューヨーク競馬協会(NYRA)に買収され、その後競馬場を閉場しての大改修が行われ、1959年に再びオープンしました。ニューヨークを代表する競馬場で、ビッグA(BIG A)の愛称で親しまれています。収容観客数40,000人、総席数17,000席の規模を持ちます。 2011年には、場内に巨大なカジノ(Resorts World Casino New York City)がオープンしました。
●競馬場への行き方 アケダクト競馬場はジョンFケネディ空港に近接し、空港から北へ約6キロのところにあります。マンハッタンから地下鉄(Aライン)一本でNorth Conduit駅まで(約1時間)行き、そこから入場ゲートまで無料バスが運行されています。
●コース コースは3つあり、メインコースは外側にある約1,800メートルのダートコースです。その内側に約1,600メートルの芝コースがあり、最内には約1,400メートルの芝コースがあります。全て左回りのコースです。
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●主要競走 カーターH(G1)、シガーマイルH(G1)、そしてウッドメモリアルS(G2)が主要競走です。
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2017年7年現在のデータです
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ベルモントパーク競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 ニューヨーク州にあるベルモントパーク競馬場は、1905年5月4日にオープンしました。その後、1963年にスタンドの大規模な改修工事のため一時閉鎖となりましたが、1968年に再オープンしました。NYRAが運営するニューヨーク3大競馬場の1つで、春と秋に2回の開催があり、数多くの重賞競走が施行されています。
ベルモントパーク競馬場は、特に米三冠の最後を飾るベルモントステークスの開催場として知られており、これまでに2018年のジャスティファイを含む13頭の三冠馬誕生を目撃しています。
●競馬場への行き方 ニューヨーク市の郊外に位置するベルモントパーク競馬場は、マンハッタンから南東へ32キロ、ラガーディア空港から南東へ20キロ(車で約20分)、そしてジョンFケネディ空港から北東へ14キロ(車で約15分)の距離に位置します。
開催時にはLIRR鉄道(Long Island Rail Road)が"Belmont Special"という電車を運行しており、マンハッタン中心部からベルモントパーク競馬場駅までは30分ほどです。駅から競馬場までは直結する専用通路があります。
●コース メインコースは約2,400メートルの左回りのダートコースで、直線距離は約330メートルです。また、約2,100メートル(外回り)と約1,900メートル(内回り)の芝コースがあります。
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●主要競走 ベルモントS、ジョッキークラブ・ゴールドC、メトロポリタンH、シャンパンS、ヴォスバーグS、エイコーンS、オグデンフィップスH、ベルデイムS、マンノウォーS、ジョーハーシュ・ターフクラシック招待S等のG1競走が主要競走です。
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サラトガ競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 1863年4月に、カジノオーナー、ボクサー、国会議員と様々な顔をもつジョン・モリセイ氏によって、サラドガスプリングスで初めてサラブレッドの平地競走が開催されました。同年8月にモリセイ氏は友人3名と一緒にサラトガ協会を設立し、その中には後にサラトガ競馬場の主要レースとなり、真夏のダービーとして知られるトラヴァーズS(G1)の名前の由来となるウィリアム・トラヴァーズ氏も名を連ねていました。
1911年には反ギャンブルの動きを受けて一時閉場、また1941年には第2次世界大戦勃発により閉場しましたが、戦後1946年に再開し、その後様々な修復工事が行われました。
開催は例年7月末から9月初めまでの約2か月と短いながら、数多くのG1競走が開催され、リゾート地としても有名なサラトガスプリングスには、この時期住民の3倍もの競馬ファンが訪れると言われています。
●競馬場への行き方 サラトガ競馬場はニューヨーク市から約300キロ北に位置するサラトガスプリングスにあります。アムトラック鉄道のサラトガスプリングス駅から競馬場までは車で10分ほどです。バスを利用する場合は、サラトガスプリングス駅前から472番のバスに乗って10分ほどのLake Ave & East Stで下車し、そこから徒歩15分で競馬場です。
●コース レースコースは左回りで、ダートコースが約1,800メートル、直線が約350メートル、芝コースが約1,600メートル、障害競走コースが約1,400メートルです。
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●主要競走 20近くのG1競走が施行されますが、中でもトラヴァースS、ホイットニーH、アラバマS、ウッドワードSなどが有名です。
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フィンガーレイクス競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 ニューヨーク州西部のフィンガーレイクス地域は、豊富なワイナリーと大自然が生み出す素晴らしい景観で知られている、米国でも人気のある観光地の1つです。そして、その中心部分に位置するフィンガーレイクス競馬場は、この地域を訪れる人たちの観光スポットの一つとなっています。
フィンガーレイクス競馬場において最初のレースが施行されたのは1962年です。2004年には1,500台のビデオゲーム機が導入され、複合的なエンターテインメント施設"Finger Lakes Gaming and Racetrack"へと形を変えました。年間の開催日は約160日で、5月から12月までレースを施行しています。また開催日以外でも、サイマルキャストによる馬券発売を行っています。
●競馬場への行き方 最寄りの都市はロチェスターで、フィンガーレイクス競馬場はその南東約32キロに位置します。グレーター・ロチェスター国際空港から競馬場までは車で約30分(約45km)です。州間高速道路I-90の北側3kmに位置し、シラキュースから約1時間、バッファローから約1時間15分、アルバニーから約3時間、そしてニューヨーク市からは約5時間30分の距離です。
●コース 1周1,600メートルの楕円形ダート(砂質ローム)コースがあり、直線は約290メートルです。
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●主要競走 現在重賞競走は施行されていませんが、ニューヨーク産馬を対象としたステークス競走を数多く行っています。ニューヨーク州産馬三冠競走の第二戦であるニューヨーク・ダービーや、ニューヨーク・ブリーダーズ・フューチュリティ等が主要競走です。
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メドウランズ競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 ニュージャージー州のメドウランズ・スポーツ・コンプレックス(Meadowlands Sports Complex)内に位置するメドウランズ競馬場では、1976年に最初のハーネス競走、そして1年後の77年に最初のサラブレッド競走が開催され、現在も両方の競走が行われています。毎年8月にはハーネス競馬における三冠競走の第一レース、ハンブルトニアンSが開催され人気を博しています。地元では"BIG M"の通称で親しまれています。
●競馬場への行き方 ジョージワシントン橋からは、州間高速道路I 95を利用して車で約15分、リンカーントンネルからはNJ-495 WおよびNJ-3 Wを経由して車で約20分の距離に位置しています。
なおNJ Transitも、ニューヨークやニュージャージーの各地からメドウランズ・スポーツ・コンプレックスまで運行していますので、詳細はHPでご確認ください。
NJ Transit: http://www.njtransit.com/hp/hp_servlet.srv?hdnPageAction=HomePageTo
●コース メインのダートコースは1周約1,600メートルで、ゴール前の直線は約300メートルです。内側にはサラブレッド競走に使用される1周1,400メートルの芝コースがあります。
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モンマスパーク競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 モンマスパーク競馬場は、ニュージャージー州のオーシャンポートに位置し長い歴史を持ちます。最初にレースが行われたのは1870年ですが、財政難および州政府による競馬賭事の禁止令によって2度閉鎖を余儀なくされました。その後50年以上の閉鎖を経た1946年に、モンマスパーク・ジョッキークラブが設立され、競馬場は無事に3度目のオープンを迎えました。現在はジョッキークラブ初代会長ハスケル氏の名前を冠したG1競走ハスケル招待H(Haskell Invitational H)を始めとして、夏期に数多くの重賞競走を施行する米国有数の競馬場です。
●競馬場への行き方 車の場合はGarden State Parkway をExit 105で降り、その後36 Eastを進み、7キロほどで競馬場です。なおNJ Transitも、開催日にはモンマスパーク競馬場直行の臨時電車を運行していますので、詳細はHPでご確認ください。
NJ Transit: http://www.njtransit.com/hp/hp_servlet.srv?hdnPageAction=HomePageTo
●コース メインのダートコースは1周約1,600メートルで、馬場はシルト、ロームおよびサンドのミックスです。内側には、障害競走も行われる1周約1,400メートルの芝コースがあります。
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●主要競走 ハスケルインビテーショナルH (G1)およびユナイテッドネーションズS(G1)が主要競走です。
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ピムリコ競馬場の紹介 |
写真協力:Pimlico, Maryland Racing
●競馬場の概要 メリーランド州ボルチモアに位置するピムリコ競馬場は、1870年10月25日にオープンしました。ニューヨーク州にあるサラトガ競馬場(1864年開場)に次いで米国で2番目に古い競馬場で、メリーランド・ジョッキー・クラブによって建設されました。
ピムリコ競馬場は、米国三冠競走の第二戦であるプリークネスステークスの開催地として知られていますが、シービスケット号がウォーアドミラル号に勝った1938年のピムリコスペシャル競走の舞台としても大変有名です。現在はストロナック・グループ社が同競馬場を所有しています。
●競馬場への行き方 ボルチモアのダウンタウンの北西約13キロ(車で約10分)の場所に位置するピムリコ競馬場は、フレデリックやワシントンDCからも車で1時間程度の距離です。ダウンタウンからは地下鉄やバスを利用して競馬場近くまでアクセスすることもできます。詳細は MTA (Maryland Transit Administration)のHP(http://mta.maryland.gov/)をご確認ください。
●コース メインは1周約1,600メートルの左回りのダートコースで、ゴール前の直線は約350メートルです。ダートコースの内側に1周約1,400メートルの芝コースがあります。
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●主要競走 米国三冠競走の第二戦プリークネスステークス(G1)が主要競走です。
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ローレルパーク競馬場の紹介 |
写真協力:Laurel Park, Maryland Racing
●競馬場の概要 メリーランド州ボルチモアとワシントンDCのほぼ中間に位置するローレルパーク競馬場は、ピムリコ競馬場の姉妹競馬場として1911年10月2日にオープンしました。その後、メリーランド・ジョッキー・クラブが競馬場を購入しましたが、1950年に投資銀行家のモリス・シャピロに売却されました。モリスの息子、ジョン・シャピロは1952年に欧州からトップのステイヤーを集める目的でアメリカ初の国際招待競走であるワシントンDC・インターナショナル競走(1994年まで施行)を創設し、これはローレルパークの名を世界に知らしめることになりました。現在はストロナック・グループ社が同競馬場を所有しています。
●競馬場への行き方 車を利用すると、ボルチモア・ワシントン国際空港から競馬場までは約15分、ワシントンD.C.からは約40分、ボルチモア市街からは約30分の距離です。
●コース メインは1周約1,800メートルの左回りダートコースで、内側に1周約1,500メートルの芝コースがあります。ゴール前の直線距離は約330メートルです。
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●主要競走 現在G1競走は施行されていませんが、秋にはボルチモア/ワシントンインターナショナルターフC(G2)や1200メートルのフランク J.ドフランシスメモリアルダッシュS(G3)等、複数の重賞競走が施行されています。
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デラウェアパーク競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 デラウェア州ウィルミントンの郊外に位置するデラウェアパークは、競馬だけでなくカジノやゴルフが楽しめる複合エンターテインメント施設です。オープンしたのは1937年で、デラウェア州唯一の競馬場です。開催は毎年5月から8月まで行われています。
●競馬場への行き方 SEPTA社あるいはDART社運行の列車が週5日運行(土、日以外)しているので、デラウェアパーク最寄のFairplay Station駅で下車し、そこからはシャトルバスをご利用ください。また、ウィルミントン市街地からはデラウェアパークに停車するバスも運行しています。
●コース メインは左回りのダートコースで1周約1,600メートル、最後の直線は約300メートルです。内側には、1周約1,400メートルの芝コースもあります。
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●主要競走 デラウェアH(G1)およびデラウェアオークス(G3)が主要競走です。
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パークスレーシング競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 ペンシルベニア州フィラデルフィアの郊外に現在のパークスレーシング競馬場がオープンしたのは、1974年11月4日のことです。当初はキーストーン競馬場として設立されましたが、1984年にITB(International Thoroughbred Breeders)社が競馬場を購入し、フィラデルフィアパーク競馬場と改名しました。そして1990年に現在の所有者であるグリーンウッド・レーシングが競馬場を購入し、1998年にパークスレーシング競馬場&カジノとして生まれ変わりました。 2004年のケンタッキーダービーおよびプリークネスS勝馬であるスマーティージョーンズの出身競馬場としても話題になったパークスレーシング競馬場ですが、近年コティリオンSおよびペンシルベニアダービーがG1に格上げされるなどしてその存在感を強めています。 また、同じペンシルベニア州にあるペンナショナル競馬場同様、年間を通して競馬開催が実施されています。
●競馬場への行き方 フィラデルフィア国際空港からは車で40分、フィラデルフィア市内からも30分程度の所にあります。市内からは地下鉄(MFL)を利用してFrankford Transportation Centerまで行き、そこからバス(SEPTA Bus)に乗ってParx Race Trackで下車することも出来ます。また、市内からは鉄道(Regional Rail)も運行しており、West Trenton LineでLanghorne駅まで行き、そこからバスという方法もあります。公共機関を利用した場合はいずれの場合も、市内から競馬場までは1時間30分ほどです。
●コース メインコースは約1,600メートルの左回りのダートコースで、直線距離は約300メートルです。その内側には約1,400メートルの芝コースがあります。
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●主要競走 9月の開催では、コティリオンSおよびペンシルベニアダービーという2つのG1競走が行われます。
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チャーチルダウンズ競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 ケンタッキー州にあるチャーチルダウンズ競馬場は、ケンタッキーダービー&ケンタッキーオークスの開催競馬場として有名です。馬産地であるケンタッキーの競馬は歴史が大変古く、レキシントンにて最初の競馬コースが敷設された1789年にまで遡りますが、チャーチルダウンズが正式にオープンしたのは、それから約100年後の1875年のことです。
これまでに何度も大規模な改修を行っており、競馬場は近代的な施設となっていますが、1895年に完成したスタンドの頂点にある"Twin Spiers(2つの尖塔)"はチャーチルダウンズ競馬場のシンボルとして現在も残されています。また、競馬場には世界最大の馬の博物館と言われる「ケンタッキーダービー博物館」があり、観光スポットとして人気を博しています。競馬場はチャーチルダウンズ社に所有されています。
●競馬場への行き方 チャーチルダウンズ競馬場はルイビル南部の中心に位置しており、市街地からも、ルイビル国際空港からも車で10分ほどです。
●コース メインのダートコースは楕円形で1周約1,600メートル、直線約380メートルです。内側には1周約1,400メートルの芝コースがあります。
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●主要競走 5月の第一土曜日に開催されるケンタッキーダービー(G1)と、その前日に開催されるケンタッキーオークス(G1)が主要競走です。オークスデーでは、4歳以上の牝馬を対象にしたもう1つのG1、ラトロワンヌSも施行されます。
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キーンランド競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 アメリカの馬産地として有名なアメリカの馬産地として有名なケンタッキー州レキシントンにあるキーンランド競馬場は数々のGIレースの舞台としてだけでなく、1歳馬セプテンバーセールなどセリの会場としてもその名を知られています。キーンランド協会が競馬場を所有しており、競馬開催およびセリを運営しています。
キーンランド競馬場の歴史は、1936年10月にキーンランド協会が購入した147エーカーの土地において開催した初レースに遡ります。以来、春と秋に2回開催を行っており、両開催においてケンタッキーダービーやブリーダーズカップの前哨戦を含む約20の重賞競走を施行しています。なお、ポリトラックコース導入のためにダートコースは2006年に一度撤去されましたが、2014年の秋開催前に再び敷設されました。
キーンランド競馬場は伝統ある非常に美しい競馬場で、2009年から始まった北米ホースプレイヤーズ協会(HANA)による全米競馬場格付けランキングにおいても、何度も1位に輝いており、米国の国定歴史建造物としても登録されています。また、敷地内には世界最高レベルのサラブレッド研究図書館も併設されています。
●競馬場への行き方 キーンランド競馬場はレキシントン近郊に位置し、道路を挟んだ真向いにはブルーグラス空港があります。ルイビルから車で1時間強です。レキシントンのDown Town Transit CenterからRextran Transitが運営しているバス(#21)に乗ると20分ほどで競馬場前まで行くことが出来ます。
●コース メインは1周約1,700メートルの左回りダートコースで、内側に一周約1,500メートルの芝コースがあります。ゴール前の直線距離は約360メートルです。
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●主要競走 春期はアシュランドS、マディソンS、メイカーズ 46 マイルS、ジェニーワイレーSといったG1競走、そして秋期はアルシバイアディーズS、シャドウェルターフマイルS、ブリーダーズフューチュリティS、ファーストレディS、スピンスターS、クイーンエリザベスIIチャレンジカップSといったG1競走が施行されます。この他にも両開催において多数の重賞競走が行われています。
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ガルフストリームパークウエスト競馬場(旧コールダー競馬場)の紹介 |
※2014年、コールダー競馬場を運営していたチャーチルダウンズ社は、ガルフストリームパーク競馬場を運営するストロナークグループ社と、コールダー競馬場の開催運営権をリース契約することで合意しました。これを機に同競馬場は改名し、ガルフストリームパークウエスト競馬場となりました。
●競馬場の概要 1960年代半ば、不動産ビジネスマンのスティーブン・コールダーは、夏にフロリダで競馬を開催することを思いつきました。当時フロリダでは、ガルフストリームパークで春季開催、そしてトロピカルパーク競馬場で秋季開催が行われていました。1965年に州立法府が夏季競馬の開催を認可し、1971年5月6日にコールダー競馬場で最初のレースが施行されました。なお、トロピカルパーク競馬場は1972年に閉場しており、その際多くの開催をコールダー競馬場が引き継ぎました。
2014年、コールダー競馬場を運営していたチャーチルダウンズ社(CDI)は、ガルフストリームパーク競馬場を運営するストロナークグループ社と、コールダー競馬場の開催運営権をリース契約することで合意しました。これを機に同競馬場は改名し、ガルフストリームパークウエスト競馬場となりました。2016年に商業的開発の一環としてCDIがグランドスタンドを取り壊しましたが、現在も秋には競馬が開催されています。
●競馬場への行き方 ガルフストリームパークウエスト競馬場(旧コールダー競馬場)は、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のマイアミ・ドルフィンズの本拠地であるハードロック・スタジアムの隣に位置します。
マイアミ国際空港とフォート・ローターデール空港からは、それぞれ車で20分ほどの距離です。
●コース メインコースは約1,600メートルの左回りのダートコースで、直線距離は約300メートルです。その内側には約1,400メートルの芝コースあります。
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2017年現在のデータです
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ガルフストリームパーク競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 フロリダ州マイアミから北30キロにあるガルフストリームパーク競馬場は、1939年2月1日にオープンしました。開催初日には18,000人の群衆が集まり大成功を収めましたが、その後の3日間は不振で、オーナーたちは4日目にして競馬場を閉める決断を下します。その後4年間、ガルフストリームパーク競馬場は門を閉ざしたままの状態が続いていましたが、債権者の一人でもあったジェームズ・ドンSrが1944年に競馬場を再開し、競馬番組の改善や施設の拡充を行うなどして再建に尽力しました。 1952年には現在ケンタッキーダービーの重要な前哨戦となっているフロリダダービー(G1)が設立され、競馬場もこのレースと共に大きな発展を遂げました。
1999年にマグナエンターテイメント社に購入された同競馬場は、マグナの破産を受けて現在はストロナックグループ(SG)社に所有されています。2017年にはSG社ストロナック会長の考案により新設された世界最高賞金レース(1,200万ドル)のペガサスワールドカップが初施行され、アロゲートが優勝し話題となりました。
競馬場には年中無休のカジノが併設されており、大変な人気を博しています。また隣接のガルフストリームパーク・ビレッジは、多数のレストラン、パブ、ファッションブティックなどがある総合レジャー施設で、地元の人や観光客で賑わっています。
●競馬場への行き方 マイアミ市内、フォート・ローダーデール=ハリウッド国際空港、マイアミ国際空港、オパ・ロッカ空港から車で20~30分ほどで、ハランデール・ビーチ・ブルバードにあるガルフストリームパーク競馬場に到着します。
●コース メインコースは約1,800メートルの左回りのダートコースで、直線距離は約274メートルです。その内側には約1,400メートルの芝コースあります。
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●主要競走 2017年1月に新設されたペガサスワールドカップ、2月のガルフストリームパーク・ターフH、そして3月末のフロリダダービーという3つのG1競走が施行されています。
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タンパベイダウンズ競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 フロリダ州のヒルズボロ郡にあるタンパダウンズ競馬場で最初のレースが行われたのは、1926年2月のことです。1943年に陸軍に占領されましたが、1946年にサンシャインパーク競馬場と改名して再オープンしました。その後1965年にフロリダダウンズ&ターフクラブ競馬場に改名し、1980年に現在のタンパベイダウンズ競馬場という名前になりました。 競馬以外にも2003年に併設されたゴルフ練習場や、2004年のオープン以来人気を博しているポーカー施設があります。
●競馬場への行き方 競馬場はタンパ中心地からは車で30分、タンパ国際空港からは20分のところにあります。クリアーウォーターからも車で約30分ほどです。
●コース メインコースは約1,600メートルの左回りのダートコースで、直線距離は約300メートルです。その内側には約1,400メートルの芝コースあります。
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●主要競走 3月のフェスティバルデーが目玉開催で、タンパベイダービー(G2)、ヒルズボロS(G2)、フロリダオークス(G3)等の主要競走が施行されます。
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2017年現在のデータです
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フェアグラウンズ競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 ルイジアナ州最大の都市、ニューオーリンズにあるフェアグラウンズ競馬場は、アメリカで最も歴史のある競馬場の1つで、初開催は1872年に遡ります。 1993年12月におこった大火災でグランドスタンドが破壊され、1997年に現在のスタンドが完成しました。2005年にはハリケーンカテリーナにより甚大な被害を受けたため開催が短縮されました。2007年からはスロットマシーンが導入され、その売り上げの15%を競馬賞金へ拠出しています。 三冠競走の前哨戦として知られるルイジアナ・ダービーや、多数のケンタッキーオークス優勝馬を輩出しているフェアグラウンズ・オークスが主要競走ですが、夏には10日間のクォーターホースの競馬開催も行っています。 チャーチルダウンズ社が所有する競馬場の1つです。
●競馬場への行き方 フェアグラウンズ競馬場はニューオリンズ・ミッドシティ地区にあり、セントラルビジネス地区とフレンチクォーターからは車で約10分、ニューオーリンズ国際空港からは約20分の所にあります。
●コース メインコースは約1,600メートルの左回りのダートコースで、直線距離は約410メートルです。その内側には約1,400メートルの芝コースあります。
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●主要競走 現在G1は施行されていませんがフェアグラウンズ競馬場のシーズンを締めくくる4月の開催においては、ルイジアナ・ダービー、フェアグラウンズ・オークス、ニューオーリンズH、ミュニスメモリアルHという4つのG2競走が施行されます。
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アーリントンパーク競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 アーリントンパーク競馬場はシカゴ郊外のアーリントンハイツにある競馬場で、1927年にオープンしました。 同競馬場は新しい技術を率先して取り入れてきた競馬場で、1930年代には全米の競馬場としては初めて、場内アナウンスを導入して競馬実況をしたり、場内に大きな電子トータリゼーターの表示装置を導入したり、フォト・フィニッシュ・カメラを採用したりしました。 1981年には世界初の賞金総額100万ドルのレースとなった"アーリントン・ミリオン"を設立して話題となります。その後1985年に起きた火災によってグランドスタンドとクラブハウスが破壊されてしまいましたが、大規模な改修を終えて1989年に再びグランドオープンしました。 JRAとアーリントンパーク競馬場は、特別な交友関係を結んでいます。阪神競馬場との間で交換競走を実施しているほか、アーリントン・ミリオンとジャパンカップの両方の勝馬であるゴールデンフェザントを記念してJRAから贈られた桜の木がアーリントンパーク競馬場のパドックに植樹されています。 チャーチルダウンズ社が所有する競馬場の一つです。
●競馬場への行き方 アーリントンパーク競馬場はオヘア国際空港から車で約20分、ミッドウェイ空港からは約1時間です。シカゴのダウンタウンからもメトラ(Metra)を利用して行くことが出来ます。Union Pacific/Northwest LineのHarvard 行きに乗って50分ほどでArlington Park駅です。
●コース メインコースは約1,800メートルの左回りのポリトラックコースで、直線距離は約310メートルです。その内側には約1,600メートルの芝コースあります。
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●主要競走 毎年夏(8月)に開催されるアーリントン・インターナショナル・フェスティバル開催では、アーリントン・ミリオン、セクレタリアトS、そしてビバリーD.Sという3つの芝のG1競走が行われます。
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オークローン競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 温泉で有名なアーカンソー州ホットスプリングに位置するオークローン競馬場で、初めて競馬が開催されたのは1905年2月24日のことです。ホットスプリング市長がその日を公式な祝日としたため、開催初日には3,000人もの観客が来場しました。その後、賞金増額や施設拡充を経てオークローン競馬場の競馬は発展し、北米で有数の競馬場となりました。 開催は1月から4月までで、シーズンを締めくくる4月の開催(Racing Festival of the South)では主要競走アーカンソーダービー(G1)を含む複数の重賞競走が施行されます。 また2015年にはポーカーなどを楽しむことが出来るカジノがオープンし、人気を博しています。
●競馬場への行き方 アーカンソー州リトルロックから車で1時間ほどでホットスプリングスに着きます。競馬場はホットスプリングス市内から南に2キロの位置にあります。
●コース コースは約1,600メートルの左回りのダートコースのみで、直線距離は約350メートルです。
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●主要競走 シーズンを締めくくる4月の開催(Racing Festival of the South)で施行されるアップルブロッサムH(G1)およびアーカンソーダービー(G1)が主要競走です。
●馬券
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2017年現在のデータです
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ローンスターパーク競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 テキサス州では1937年に賭事が禁止されて以来50年もの間、競馬は行われていませんでしたが、1987年にパリミュチュエル式の競馬が再び合法化されて、その10年後の1997年に、ダラス・フォートワース両市の中間にあるグランドプレーリーにローンスターパーク競馬場がオープンしました。毎年4月から7月まではサラブレッド競走、9月から11月まではクォーターホース競走が施行されています。またその土地柄、ペイントホース、アパルーサ種、アラブのレースも行われています。 ローンスター競馬場は2002年にマグナエンターテイメント社に購入され、その後2011年に現在の所有者であるグローバルゲーミングソルーションズ社に購入されました。 比較的新しい競馬場ですが、2004年にはブリーダーズカップを主催して話題を集めました。
●競馬場への行き方 ダラスフォートワース国際空港から車で20分ほどのところにあります。競馬場までの公共機関はありません。
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●コース メインコースは約1,600メートルの左回りのダートコースで、直線距離は約280メートルです。その内側には約1,400メートルの芝コースがあります。
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●主要競走 G3競走のローンスターパークHおよびスティーブセクストンマイルS(前テキサスマイルS)が主要競走です。
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ゴールデンゲートフィールズ競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 北カリフォルニア・サンフランシスコ市近郊のアルバニー市とバークレー市にまたがって建つゴールデンゲートフィールズ競馬場で、初めて競馬が開催されたのは1941年2月1月のことです。 1950年に設立されたゴールデンゲート・ハンデキャップ競走は、ヌーアとサイテーションという宿敵同士が最後に戦ったレースとして知られています。 1972年のシーズン開幕に合わせて芝コースが導入され、2007年にはそれまでのダートに変わってタペタ馬場のオールウェザーコースが敷設されました。2008年にベイメドウズ競馬場が閉鎖したため、北カリフォルニアの主要な競馬場は現在ゴールデンゲートフィールズ競馬場だけです。 1999年にマグナエンターテイメント社が同競馬場を購入し、2011年からはストロナックグループ社に所有されています。
●競馬場への行き方 ゴールデンゲートフィールズ競馬場は、サンフランシスコ国際空港からは車で30分、サンフランシスコ中心地からは20分の位置にあります。オークランド国際空港や中心地からも車で20分ほどです。 サンフランシスコ、ピッツバーグ、リッチモンド、プレザントン、フレモントからはBART(ベイエリア高速鉄道)が運行しており、競馬場最寄りのノースバークレー駅まで行くことが出来ます。開催日には駅から無料のシャトルバスが出ています。
●コース メインコースは約1,600メートルの左回りのタペタ馬場(人工馬場)コースで、直線距離は約300メートルです。その内側には約1,400メートルの芝コースあります。
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●主要競走 エルカミノレアルダービー、サンフランシスコマイルS、オールアメリカンSおよびバークレーHといったG3競走が主要競走です。
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デルマー競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 カリフォルニアのサンディエゴから30キロ北に位置するデルマー競馬場は、1937年7月3日に設立されました。1937年のオープン時には、最初の出資者の1人であるハリウッド俳優ビング・クロスビーが最初のファンをゲートで出迎えたことで話題となりました。翌年1938年にアメリカ競馬界の伝説の競走馬シービスケットのレースが行われ、2万人の観客がデルマー競馬場に詰めかけました。このレースは競馬の中継としては初めてNBCラジオで全米に向けて放送されました。1940年頃には著名人の間で人気を博し、映画俳優や歌手が数多く訪れるようになります。 デルマー競馬場はサンタアニタ競馬場に続いて西海岸で2番目に大きな競馬場で、スペイン・コロニアル風建築のグランドスタンドから太平洋を見ることのできるリゾート競馬場です。7~9月にかけての夏季開催中は東部のサラトガ競馬場と並んで多くのリゾート客でにぎわいます。 2014年からは前年に閉鎖したハリウッドパーク競馬場から多数のレースを引き継ぎ、これまでの夏季競馬に加えて秋季開催が追加され、2017年にはブリーダーズカップを初めて開催しました。
●競馬場への行き方 最寄りの空港は"リンドバーグフィールド"として知られているサンディエゴ国際空港で、サンディエゴのダウンタウンからは車で約30分、ロサンゼルスのダウンタウンからは車で約2時間30分ほどです。 ロサンゼルスとサンディエゴからは、競馬場近くのソラナ・ビーチ駅までアムトラックの列車(Pacific Surfliner号)が運行しています。また、サンディエゴからは"コースター"と呼ばれる列車でソラナ・ビーチ駅まで行くことも出来、レース開催日には駅から競馬場まで無料シャトルバスの運行があります。
●コース メインコースは約1,600メートルの左回りのダートコースで、直線距離は約280メートルです。2007年にダートに代わってポリトラック馬場が敷設されましたが、2014年に再び従来のダート馬場に戻りました。ダートコースの内側には約1,400メートルの芝コースがあります。
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●主要競走 夏季開催においては、ビング・クロスビーS、クレメント・L・ハーシュS、パシフィッククラシック、デルマーオークス、デルマーデビュータント、デルマー・フューチュリティといったG1競走以外にも多数の重賞競走が施行されます。 また、ビング・クロスビー・シーズンと称する秋季の開催ではハリウッドダービー(G1)が実施されます。
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ロスアラミトス競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 南カリフォルニアにあるロスアラミトス競馬場で初めて競馬が行われたのは1947年のことです。当初はクォーターホースによるマッチレース専門の競馬場として開設され、その後総額賞金100万ドルを超えるレースをいくつも施行する全米を代表するクォーターホースの競馬場に成長しました。 2013年に閉鎖したハリウッドパーク競馬場からサラブレッド競馬の開催を引き継ぐため、ダートコースを延長して1マイルのコースを敷設し、2014年にサラブレッド競馬開催をスタートしました。その後ケンタッキーダービーとプリークネスS勝馬である当時の3歳現役最強馬カリフォルニアクロームがハリウッドパーク競馬場から移籍してきたことにより、ロスアラミトス競馬場は一躍名を知られることとなりました。 なお、名称も住所もロスアラミトスですが、実際に競馬場の敷地があるのは隣接するサイプレス市です。
●競馬場への行き方 ロサンゼルス国際空港から車で40分、ロサンゼルス市街地からも30分程度の所にあります。
●コース メインコースは約1,600メートルの左回りのダートコースで、直線距離はアメリカの競馬場の中で最長の約420メートルです。
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●主要競走 12月の開催では、ロスアラミトス・キャッシュコール・フューチュリティ(前ハリウッド・フューチュリティ)およびスターレットSという2つのG1競走が行われます。
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サンタアニタ競馬場の紹介 |
●競馬場の概要 ロサンゼルス近郊のアルカディアに位置するサンタアニタ競馬場は、1907年に実業家のエリアス・ボールドウィンによって、最初は現在の場所から少し離れた土地に設立されました。当時は馬券発売を伴わない競馬で、ボールドウィンが他界した1909年に競馬場は閉鎖します。 1933年のパリミューチュエル馬券発売合法化を受けて、翌年1934年にサンフランシスコの歯科医チャールズ・ストラブと映画界の権力者ホール・ローチによって現在の場所に本格的な競馬施設が建設され、クリスマスの日に再オープンします。1935年には当時としては他に例を見ない賞金総額10万ドルのサンタアニタHや、後にケンタッキーダービーの重要な前哨戦となるサンタアニタダービーを設立するなどして、大恐慌の中でも大きな発展を遂げました。1940年には名馬シービスケットが3度目の挑戦でサンタアニタHに優勝し、有終の美を飾って現役を引退したことから、その功績を称えてパドックには同馬の銅像が建てられています。 1995年には東京シティ競馬(大井競馬場)と友好交流提携を結んでおり、現在もその記念競走である東京シティカップ(G3)が施行されています。またこれまでに9回のブリーダーズカップを主催しており、2012-2014年は全米の競馬場としては初めて3年連続で主催しました。 1998年にマグナエンターテイメント社に購入されたサンタアニタ競馬場は、現在ストロナックグループ社の所有です。アールデコ建築のグランドスタンドからサンガブリエル山脈が一望できる世界で最も美しい競馬場の1つで、2006年に米国国家歴史登録財に登録されています。
●競馬場への行き方 サンタアニタ競馬場はロサンゼルスのダウンタウンから22キロ東に位置するアルカディアの閑静な住宅地にあります。ロサンゼルス国際空港から車で50分、ボブホープ空港からは30分ほどです。 ロサンゼルス市内からはユニオンステーション(Union St)駅からメトロゴールドライン(Metro Gold Line)に乗って40分ほどで競馬場最寄りのアルカディア(Arcadia)駅に行くことも出来ます。開催日にはアルカディア駅から競馬場まで無料のシャトルバスが運行しています。
●コース メインコースは約1,600メートルの左回りのダートコースで、直線距離は約300メートルです。その内側には約1,450メートルの芝コースがあります。そして、向正面の後方にある丘からは緩やかな下り坂のもう1つの芝コース(約1,300メートル)が伸びており、ダートコースを横切って、周回コースに続きます。
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●主要競走 70以上の重賞競走を施行しているサンタアニタ競馬場では、年間で20近くのG1競走が行われていますが、その中でも最も有名なのは多数のケンタッキーダービーを輩出し、冬開催を締めくくるサンタアニタダービーです。その他のG1競走は以下のとおりです。 冬開催(12月~4月上旬): マリブS、ラブレアS、アメリカンオークス、サンタアニタH、トリプルベンドS、フランクE.キルローマイルS、サンタマルガリータS、サンタアニタオークス 春開催(4月中旬~7月):ゴールドカップアットサンタアニタS、ゲイムリーS、シューメーカーマイルS、ビホルダーマイルS 秋開催(9月~10月): オーサムアゲインS、シャンデリアS、フロントランナーS、ロデオドライブS、ゼニヤッタS、サンタアニタスプリントチャンピオンシップS
●馬券
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●馬券
Win |
ウィン |
単勝 |
Place |
プレイス |
2着払複勝式 |
Show |
ショウ |
3着払複勝式 |
Exacta |
エグザクタ |
連勝単式 |
Trifecta |
トライフェクタ |
3連勝単式 |
Superfecta |
スーパーフェクタ |
4連勝単式 |
Double |
ダブル |
特定の(あるいは連続する)2レースの2重勝 |
Pick 3 |
ピックスリー |
連続する3レースの3重勝 |
Pick 4 |
ピックフォー |
連続する4レースの4重勝 |
Pick 5 |
ピックファイブ |
連続する5レースの5重勝 |
Pick 6 |
ピックシックス |
連続する6レースの6重勝 |