競馬殿堂入り 調教師リチャード・マンデラ(Richard Mandella)氏が、オークツリー競馬協会(Oak Tree Racing Association)の理事に就任することになった。調教師がそのような役職に就くのは、1968年にオークツリーが創設されて以来初めてのことである。
「競馬界に豊富な経験をもたらしているマンデラ氏を理事会に迎えることができ、我々は嬉しく思っています。彼は厩舎事情について並外れた知識を有してお り、同僚をはじめ、競馬界の各層から大変尊敬されています」とジャック・ロビンス(Jack Robbins)会長は語った。
マンデラ氏(56歳)は、ロビンス会長、上席副会長のシャーウッド・チリングワース(Sherwood Chillingworth)氏、副会長のリック・アーサー博士(Rick Arthur,D.V.M.)氏、ジョン・バー(John Barr)氏、トーマス・ケイプハート(Thomas Capehart)氏、トルーディー・マッキャフェリー(Trudy McCaffery)氏から成る理事会に加わる。
「これは大変な名誉なことです。競馬と馬事業界の発展に多大な貢献をしてきた組織に参加でき、とても嬉しく思います。前任者の方々やこれから一緒に仕事をさせていただく方々の名前を拝見して、改めて非常に光栄に感じています」とマンデラ氏は述べた。
数々の輝かしい経歴のなかでも、マンデラ氏にとって最高の一日は2003年のオークツリー開催であった。その日行われたブリーダーズ・カップの4競走で 彼の管理馬が優勝したのである。そのなかには賞金総額400万ドル(4億6,000万円)のブリーダーズ・カップ・クラシックを勝ったプレザントリーパー フェクト(Pleasantly Perfect)が含まれている。5ヵ月後、同氏は賞金総額600万ドル(6億9,000万円)のドバイ・ワールド・カップに同じ馬で勝利を収めた。
[Thoroughbred Times 2006年12月2日「Mandella named Oak Tree director」]