海外競馬ニュース 2007年02月15日 - No.6 - 2
早産で生まれた馬の年齢(イギリス)[生産]
イギリスの生産者団体役員は、1月1日より数日前に早産で生まれたサラブレッドを、1月1日の時点で1歳馬と見なす北半球のルールの廃止を訴えた。
ロンドンのサラブレッド生産者協会(Thoroughbred Breeders' Association)のフィリップ・フリードマン(Philip Freedman)会長および新会長のマイケル・グッドボディー(Michael Goodbody)氏は、年次総会で講演した際、12月31日かそれ以前に生まれた仔馬は一歳馬として登録するという現行規定を厳しく批判した。しかし両 氏とも、これは北半球で公式種付けシーズンが始まる2月15日以降に種付けされた牝馬から生まれた仔馬に限る例外とするという慎重な姿勢も見せた。
フリードマン氏は、「シーズン開始後に種付されて生まれた仔馬が、早産だったというだけでこのように差別されるのは実にナンセンスです」と言い、現行規 定を“馬鹿げている”と断定した。グッドボディー氏は、「この規定は“時代遅れ”であり、北半球の各当局者はそれに気付き変更を検討するべきです」と語っ た。
By Alan Shuback
[Daily Racing Form 2007年1月11日「Brits call for new foal rule」]