海外競馬ニュース 2008年04月03日 - No.13 - 1
ニューヨーク競馬協会、騎乗料値上げ(アメリカ)[開催・運営]

 ニューヨーク競馬協会(New York Racing Association: NYRA)の3競馬場の騎手たちは、ニューヨーク馬主・調教師協会(New York Thoroughbred Horsemen’s Association)と騎手組合(Jockeys’ Guild)の合意に基づき、4月2日から下表の新しい騎乗料体系の恩恵を受けることになる。


総 賞 金 改訂前
騎乗料(2着以下)
2008年4月2日から
騎乗料(3着以下)
1万5,000ドル未満
(約165万円)
50ドル
(約5,500円)
100ドル
(約1万1,000円)
1万5,000〜2万4,999ドル
(約165万〜274万9,890円)
55ドル
(約6,050円)
2万5,000〜4万9,999ドル
(約275万〜549万9,890円)
65ドル
(約7,150円)
5万〜7万4,999ドル
(約550万〜824万9,890円)
80ドル
(約8,800円)
7万5,000〜9万9,999ドル
(約825万〜1,099万9,890円)
100ドル
(約1万1,000円)
9万9,999ドル以上
(約1,099万9,890円)
105ドル
(約1万1,550円)
105ドル
(約1万1,550円)

 アケダクト競馬場の開催は4月27日に終わり、NYRAの他の2競馬場でもこの料金が適用されることになる。ベルモントパーク競馬場では4月30日に開催が始まり、サラトガ競馬場の開催は7月23日に始まる。

 馬主・調教師グループ(Horsemen’s Group)のリック・ヴァイオレット(Rick Violette)会長は、次のように語った。「騎乗料は15年以上据え置かれていました。値上げは当然です。ホースマンと騎手の両方にとって、公平な合意に至ったことを喜んでいます」。

 「NYRAの騎手団体は信頼でき、人材も豊富です。馬主・調教師も騎手の質を維持することの重要性を理解しています。今回の措置により騎手界と馬主・調教師界の結びつきが強化されます。ニューヨーク競馬は前進を続け、ニューヨークの競馬ファンに世界最高のサラブレッド競走を提供するために、引き続きすべての関係者と協力します。」

 全米騎手組合の事務局長のテリー・メヨックス(Terry Meyocks)氏は、ホースマン代表のヴァイオレット氏とNYRA理事会の努力を評価していると話した。

 「ヴァイオレット氏と騎手組合会長のジョン・ベラスケス(John Velazquez)氏が、関係者全員にとって公平な料金体系を提案するために献身的に努力されたことを称賛します。ジョンの競馬への献身および数年にわたって自身が騎乗した馬の馬主・調教師との間で築いた信頼関係がこの協定の実現に役立ちました」。

By Myra Lewyn
(1ドル=約110円)

[thoroughbredtimes.com 2008年3月8日「New scale of mount fees for NYRA jockeys」]