海外競馬ニュース 2008年04月10日 - No.14 - 1
ジョンヘンリーの銅像の制作始まる(アメリカ)[その他]

 年度代表馬に2回選ばれたジョンヘンリー(John Henry)に敬意を表すための銅像制作が、レキシントンのケンタッキー・ホースパーク(Kentucky Horse Park)で開始された。

 アメリカ馬芸術アカデミー(American Academy of Equine Art)の専務理事シェリー・ハンター(Shelley Hunter)氏が、2007年10月に32歳で安楽死したジョンヘンリーの銅像を制作中である。父オルボブバワーズ(Ole Bob Bowers)、母ワンスダブル(Once Double

その父:ダブルジェイ Double Jay)のジョンヘンリー(せん)は、1985年から死を迎えるまでこのホースパークで暮らしていたが、現在はパドックの外に埋葬されている。

 ハンター氏のアトリエは、ホースパーク内にあり、訪問者は午前9時から午後5時まで(東部標準時)に銅像の制作を見ることができる。

 ジョンヘンリー記念委員会(John Henry Memorial Committee)の議長ビル・オスター(Bill Oster)氏は、「歴史的に意義深い銅像が制作されているところを見ることができるまたとない機会です。シェリー・ハンター氏は、世界的に著名な馬の彫刻家です」と述べた。

 オスター氏は、「計画では原型の完成は5月末までとされておりましたが、ブロンズの鋳造には夏いっぱいかかります」と述べた。除幕式はジョンヘンリーの一周忌となる2008年10月8日に予定されている。

 オスター氏は、「ジョンヘンリーは素晴らしい競走で大勢の人々を感動させましたが、引退した後もケンタッキー・ホースパークで同馬が辿った厳しい生涯が多くの人を元気付けました。私たちは次の世代にこの伝説を伝える必要があります」と語った。

 

[thoroughbredtimes.com 2008年3月21日「Work begins on John Henry memorial statue」]