海外競馬ニュース 2008年05月08日 - No.18 - 1
ブリーダーズカップ・チャレンジ、ヨーロッパに拡大(アメリカ)[開催・運営]

 ブリーダーズカップ・チャレンジ競走は、今年初めてヨーロッパに拡大され、9月27日、アスコット競馬場において3つの“勝てば参加できる(Win and You’re In)”レースが施行される。

 すなわち、クイーンエリザベス競走(G1)、フィリーズマイル競走(G1)とロイヤルロッジ競走(G2)の3競走が追加され、ブリーダースカップ・チャレンジシリーズは合計53レースに増えた(2007年は24レース)。

 ブリーダーズカップ社(Breeders’ Cup Ltd.)のグレッグ・アヴィオリ(Greg Avioli)社長は、「アスコットは、世界で最も素晴らしい競馬場の1つですし、何世紀にもわたって国際競馬における最高級の競走が繰り広げられる開催地です。今年のチャレンジシリーズにこれらの3つのレースを加えることができたことを光栄に思います」と述べた。

 チャレンジレース優勝馬は、登録料を支払えば、10月24、25日にサンタアニタパーク競馬場で開催されるブリーダーズカップ(Breeders’ Cup World Championships)への優先出走資格が与えられる。

 アスコット競馬場のチャールズ・バーネット(Charles Barnett)場長は、「クイーンエリザベス、ロイヤルロッジおよびフィリーズマイルの3つの競走が今年サンタアニタで開催されるブリーダーズカップへと続くチャレンジレースに加えられたことを光栄に思います。注目度が増し米国でも放送されることは、私たちのスポンサー、特に最近クイーンエリザベス競走を後援することを発表したソニーにとって、とても良いニュースです」と述べた。

 同場長は、「拡大されたブリーダーズカップの新しい芝レースへの足がかりとして位置づけられたことで、これらの3レースへの登録頭数が増えるなどの良い影響を及ぼすと期待しています」と語った。

 チャレンジシリーズは、4月27日にシャティン競馬場で開催されるチャンピオンマイル(HK- G1)から開始され、7月5日米国のモンマスパーク競馬場で開催されるユナイテッドネーションズS(G1)を皮切りに米国内でのレースへと進んで行く。

 

[thoroughbredtimes.com 2008年4月16日「Breeders’ Cup Challenge spreads to Europe」]