サンタアニタパーク競馬場は、クッショントラック馬場を、従来のダート馬場に戻すことも検討している。
サンタアニタ競馬場は、2007年夏、ダート馬場を人工馬場に取り替えるというカリフォルニア州競馬委員会(California Horse Racing Board: CHRB)の指示を遵守し、クッショントラック馬場を敷設した。人工馬場の水はけ問題は、2007年秋サンタアニタ競馬場でのオークツリー開催の前に大雨が降った際に明らかになった。
同競馬場は今年になって、7インチ(17.8 cm)を上回る降雨で、再びクッショントラック馬場の水はけに問題が生じ、1月5〜7日に3日間連続して開催中止を余儀なくされた。この非常事態に対応すべく種々の計画を検討している。
同競馬場のロン・チャールズ(Ron Charles)場長は1月10日、計画の決定にはさらに時間を要すると述べた。
同場長は、「路盤の上に敷かれているクッショントラックを完全に除去し、別種のものに入れ変えることになるかもしれません。もしダート馬場に戻すとすれば、私たちは間違いなく高品質なダート馬場の材料を確保しなければなりませんので、もう少し検討する時間が必要です。これは重大な決定です」と述べた。
CHRBは、州内の主要競馬場に対し人工馬場でレースを施行するよう指示していたが、1月17日の特別会議において、サンタアニタ競馬場に対し例外を認めるかどうか検討する。
同競馬場のクッショントラック馬場での調教は、2008年1月4日から中止されていたが、1月16日に再開される予定だ。
[thoroughbredtimes.com 2008年1月10日「No decision on Santa Anita surface」]