海外競馬ニュース 2008年09月18日 - No.37 - 1
キーンランドの9月セリにロシア人購買者が参加(アメリカ)[生産]
ロシア競馬の発展を反映して、2008年のキーンランド協会(Keenland Association)の9月の1歳馬セリでは、ロシアからの購買者の参加が売上げの増加に貢献することになる。
ロシア・ジョッキークラブのセルゲイ・エフロス(Sergey Efros)会長は、2008年のセリでロシアの購買者が3万〜10万ドル(約330〜1100万円)の価格帯の馬を100頭以上購買することを望んでいる。2007年キーンランド9月セリでは約40頭を購買した。
エフロス会長は、「ロシアの購買者は今年の9月セリで、記録的な頭数を購買するでしょう」と述べた。
同会長は、ロシア・ジョッキークラブがすべての競馬を統括することを農務省が承認して以来、ロシアにおける競馬に対する関心が高まったと述べた。従前は、地方団体と各レーシングクラブがそれぞれ開催を統括していた。
モスクワ競馬場では2008年、すでに100レースが開催され、その賞金総額は約150万ドル(約1億6500万円)であった。
ロシア・ジョッキークラブは、ブリーダーズカップのような競馬デーを開催し、国内の各分野でトップレベルの馬が出走するレースを施行した。
エフロス会長は、「ロシア競馬は躍進しつつあります」と述べた。
同会長は、彼自身も共同で12頭の馬を購買し、セールが終わるまでにあと10頭購買する予定であると述べた。馬の購買に加えて、同会長は他のロシアの購買者と購買馬の共同輸送を計画している。
By Frank Angst
(1ドル=約110円)
[Thoroughbred Times 2008年9月11日「Russian buyers step up at Keeneland」]