海外競馬ニュース 2008年11月27日 - No.47 - 3
ルパルー騎手、チャーチルダウンズで7勝しデイ騎手の記録に並ぶ(アメリカ)[その他]

 ジュリアン・ルパルー(Julien Leparoux)騎手は、11月11日チャーチルダウンズ競馬場での第8レースをランナウェイウエスト(Runaway West オッズ6倍)に騎乗し優勝したことで、殿堂入りを果たしたパット・デイ(Pat Day)元騎手が24年前に達成した同競馬場での1日最多勝記録の7勝に並んだ。

 25歳のこのフランス人騎手はその日、第8レースまでに7レースを制していた。そして復員軍人の祝日の特別プログラムにおける最終2レースで、デイ騎手の記録を破るチャンスがあり、10レースではオッズ4倍のシニスター(Sinister)に騎乗したが、同馬は惜しくも2着となった。

 ルパルー騎手は初めの5レースをディーヴァズゴールド(Diva’s Gold オッズ3.2倍)、ヤイクス(Yikes オッズ3.9倍)、トラウトデール(Troutdale オッズ4.2倍)、ジェリヴェロ(Gerivello オッズ5.2倍)、ヴァリアント(Variant オッズ5.5倍)に騎乗して優勝した。6レースは騎乗せず、そのあと7レースと8レースをマジェスティックフィーライン(Majestic Feline オッズ2.2倍)とランナウェイウエストで制した。

 ルパルー騎手は、カルヴィン・ボレル(Calvin Borel)騎手が母の死(11月10日)によりに騎乗できなかった代わりにトラウトデールの騎乗を引き受けた。「ボレル騎手に代わって1鞍乗ったのは、ちょっとしたラッキーでした。ボレル騎手のためにどうしても勝ちたかったのです。これは私にとっては運の良い日でした」。

 2007年6月27日にチャーチルダウンズ競馬場で9レース騎乗して6勝したルパルー騎手は、今年はチャーチルダウンズ秋開催初日でリーディング騎手となり、開催26日間の11日目で2位のロビー・アルバラド(Robby Albarado)騎手に24勝対19勝でリードしている。チャーチルダウンズ秋開催での最多勝記録は、1985年にパット・デイ騎手が打ち立てた55勝である。

 ルパルー騎手は、2006年と2007年の春開催および2007年の秋開催でチャーチルダウン競馬場のリーディング騎手となっている。

 

[bloodhorse.com 2008年11月11日「Leparoux Wins 7 at Churchill; Ties Day」]