海外競馬ニュース 2009年01月22日 - No.3 - 2
メイダン競馬場、工事遅延のため 建設業者と契約解消(ドバイ)[その他]
現在のナドアルシバ競馬場に隣接して建設される野心的な数十億ドルの計画であるドバイの新競馬場メイダン競馬場の大規模な建設は、1月6日に中断している。
同計画の実行を監督する団体であるメイダンLLC(Meydan LLC)は、メインスタンドと馬場基盤の完成の著しい工事遅延により、ドバイを拠点とするアラブテックホールディング社(Arabtec Holding)とマレーシアのWCTエンジニアリング社(WCT Engineering)との13億ドル(約1300億円)に上る主要建設契約を解消したことを明らかにした。
報道によれば、メイダンLLCはWCTエンジニアリング社がこの計画について定められた工期日程を遵守しなかったと述べた。
契約解消にもかかわらず国内外の多くの業者は競馬関連施設建設の作業を続けており、開発業者は、2010年ドバイワールドカップ開催にあわせて開場するというメイダンLLCの計画に変わりはないと述べた。
アラブテックホールディング社とWCTエンジニアリング社に替わって、他の業者が建設計画を完了する契約を獲得したが、契約の詳細は発表されていない。
ホテル、博物館、レストラン10軒、マリーナ、1万台収容可能な駐車場を含む7600万平方フィート(684ヘクタール)の建設計画は、2007年ドバイワールドカップ開催の前夜祭において発表され、建設作業は同開催の最終レースから12時間もたたないうちに開始されていた。
報道によれば、WCTエンジニアリング社は、契約解消は契約違反であると考えており、どのようにして利益を守るか検討中である。
(1ドル=約100円)