海外競馬ニュース 2009年10月15日 - No.41 - 1
チャーチルダウンズ競馬場、 常設照明を設置(アメリカ)[開催・運営]

 ルイビルのチャーチルダウンズ競馬場では仮設照明のもとで3回にわたり金曜の夜間開催が試行された。その成功から3ヵ月経たないうちに、常設照明の設置が決定された。

 ケヴィン・フラナリー(Kevin Flanery)場長は9月28日の報道発表において、夜間開催の試行は、全米屈指の競馬場であるチャーチルダウンズ競馬場に今までとは異なるファン層を惹きつけるのに役立ったと述べた。

 同氏は、「夜間競馬という新しい体験を好む競馬ファンを発掘しました。チャーチルダウンズ社(Churchill Downs Inc.: CDI)は、同社の象徴でもある競馬場に、異なるタイプのファン層を呼び寄せるために、新たなアイデアを試みています。経済状況は困難で、競馬産業全体に 馬券売上げ減少傾向が広がっていますが、CDIは競馬の将来のために常設照明の設置に投資をします」と語った。

 チャーチルダウンズ競馬場では初めての夜間競馬開催が6月19日、26日および7月2日に行われた。3日間の合計入場者数は8万9115人、1 日平均入場者数は2万9705人であり、最終日の入場者数は3万3481人であった。

 この3万3481人という入場者数は、ケンタッキーダービー(G1)、ケンタッキーオークス(G1)あるいはブリーダーズカップ開催日は別として、最高記録と考えられている。金曜の夜間開催はとりわけ、20代のカップルのファンも惹きつけた。

By Frank Angst

[thoroughbredtimes.com 2009年9月28日「Churchill Downs to add permanent lighting」]