海外競馬ニュース 2010年02月11日 - No.6 - 6
ゲイリー・スティーヴンス元騎手、調教師を辞めてタレント活動に集中 (アメリカ)[その他]

 元騎手で現在調教師のゲイリー・スティーヴンス(Gary Stevens)氏は、テレビでの活動に集中するために、14頭を管理している厩舎を解散するだろう。

 騎手として競馬の殿堂入りを果たしたスティーヴンス氏は、チャーチルダウンズ競馬場とNBCスポーツ(NBC Sports)制作の番組“ケンタッキーダービーシリーズへの道(Road to the Kentucky Derby Series)”とホースレーシングTV[HorseRacing TV マグナエンターテイメント社(Magna Entertainment Corp.)とチャーチルダウンズ社(Churchill Downs Inc.)が所有するケーブルテレビ局]の解説者として活躍するだろう。同氏はまた、HBOケーブルテレビの競馬を題材とした新しいドラマ“ラック(Luck)”にも出演する。

 スティーヴンス氏は、「私はNBCの製作責任者サム・フラッド(Sam Flood)氏と話し合いました。NBCの競馬チームは放送範囲が拡大されたことを非常に喜んでいました。このことは競馬にとってもファンにとっても素晴らしいことです。私は競馬に対して途方もなく大きい情熱を持っています。調教事業を愛していますが、完全に放送事業に打ち込みたいと思っており、調教事業もやりながらそれを行なうのは手を広げすぎることになります」と述べた。

 スティーヴンス氏は2009年に厩舎を開業し、2010年1月13日までに21戦1勝を挙げている。調教事業の最後となる出走馬は、2月13日サンタマリアH[G1 賞金25万ドル(約2500万円)]に挑む複数のG1勝馬ディアモンドレラ(Diamondrella)となるだろうと同氏は語った。

[thoroughbredtimes.com 2010年1月16日「Stevens to quit training, concentrate on TV」]