20連勝の記録を目指すゼニヤッタ(Zenyatta)への熱狂はないため、2011年ブリーダーズカップの入場者数と売上げがやや減少するだろうことは予想されていた。
しかし、それでもチャーチルダウンズ競馬場で施行された2日間のこのイベントへの入場者数はブリーダーズカップの歴史の中で上位から2番目であった。
すなわちブリーダーズカップの2日間の開催の入場者数合計は、これまで最高だった2010年の11万4,353人を7.5%下回る10万5,820人であった。
一方2日間のすべての賭事売上げは、2010年の1億6,361万9,784ドル(約147億2,578万円)の4.9%減の1億5,552万5,947ドル(約139億9,734万円)であった。また2日間の場内馬券売上げは2010年の2,258万6,311ドル(約20億3,277万円)の4.9%減の2,147万5,916ドル(約19億3,283万円)であった。
ブリーダーズカップ15レースに限れば、すべての賭事売上げはBCジュヴェナイルスプリントが追加されたにもかかわらず、2010年の1億4,752万4,454ドル(約132億7,720万円)から5.1%減少し1億4,007万365ドル(約126億633万円)となった。
土曜日に限った入場者数は、BCクラシック(G1)でゼニヤッタとブレーム(Blame)の劇的な戦いが繰り広げられた2010年の7万2,739人から10.4%減少し6万5,143人となった。
土曜日は、夕方まで曇ってジメジメしていた金曜日とは打って変わって快適な天候にめぐまれ盛り上がった。
ブリーダーズカップ協会(Breeders’ Cup Ltd.)のクレイグ・フレヴェル(Craig Fravel)会長は「2日間にわたるブリーダーズカップのすべての優勝馬に祝意を述べたいと思います。また、ブリーダーズカップ協会はイベントへのすべての参加者と熱狂的なファン、スポンサー、チャーチルダウンズ競馬場、これらすべての人々に謝意を述べたいと思います。2012年の大会がサンタアニタパーク競馬場で開催されるのを楽しみにしています」と語った。
By Joe Nevills
(1ドル=約90円)
[thoroughbredtimes.com 2011年11月5日「Breeders’ Cup attendance, handle figures down from 2010 records」]