リングフィールド競馬場のエキサイティングな全天候型馬場は、2012年に改修される予定である。しかし競馬場オーナーのアリナレジャー社(Arena Leisure)は、先駆的なこの競馬場にどのような種類の全天候馬場を選ぶかはまだ決定していない。
リングフィールド競馬場は、2001年11月に世界で初めてポリトラック馬場を採用した競馬場である。馬場改修の検討においては、ポリトラック馬場が最有力候補とされている。敷設作業は、競馬開催の中断を必要としない時期の来年夏に行われる予定である。
アリナレジャー社のスポークスマンであるケイト・ヒルズ(Kate Hills)氏は、「リングフィールド競馬場は、全天候馬場の分野で世界をリードする競馬場であり、私たちはこの地位を維持していきたいと考えています。どのような種類の全天候馬場を採用するかはまだ決断していませんが、リングフィールド競馬場の馬場取締役のニール・マッケンジー-ロス(Neil Mackenzie Ross)氏は多くの選択肢を検討するため、ドバイやミドルハムのほかニューマーケットにあるゴドルフィンの牧場を訪れました」と語った。
またマッケンジー-ロス氏は、10月27日のリングフィールド競馬場での平地競走の開催後に、走行中、馬場の粒子の跳ね返りがきつすぎると批判された現在のポリトラック馬場の良好な維持についても懸命に取り組んだ。
同氏は、「騎手から伝えられた跳ね返りのレベルを分析するために、それ以来私たちは新しい機械を用いて馬場を管理しています」と語った。
そして、「ポリトラック馬場は通常、気温が低いと馬場の繊維質が改善されるため冬のほうがよく機能し、管理が容易です。私たちは冬の間できるだけ素晴らしい水準を保つよう馬場を監視しメンテナンスを続けます」と付言した。
(関連記事)海外競馬ニュース 2009年No.41「リングフィールド競馬場、 ポリトラック馬場を改修(イギリス)」
By Lee Mottershead
[Racing Post 2011年11月9日「Lingfield’s Polytrack to be replaced next year」]