ヘイリー・ターナー(Hayley Turner)騎手は、11月27日にロンドンのサヴォイホテルで開催されたジャガー社(Jaguar)主催のセレモニーにおいて、“最も感動を与えた女性スポーツ選手”に選ばれ、2011年にG1競走2勝の快挙を遂げたことが広く知られることとなった。
ジャガー・アカデミー・オブ・スポーツは、ジャガー社が行う英国スポーツ全般に対する長期にわたる奉仕活動で、後援者の中にはターナー騎手に賞を授与したイアン・ボーサム(Sir Ian Botham)氏が含まれている。
陸上競技1500 m走のハンナ・イングランド(Hannah England)選手、トライアスロンのヘレン・ジェンキンス(Helen Jenkins)選手、テコンドーのジェイド・ジョーンズ(Jade Jones)選手、オープンウォーター水泳のケリ-アン・ペイン(Keri-Anne Payne)選手、そして有名なマラソンおよび長距離走のポーラ・ラドクリフ(Paula Radcliffe)選手など売出し中のオリンピック選手らと賞を競ったことを考えると、この中からターナー氏が最終的に選出されたのは快挙である。
ニューマーケットを拠点とするターナー騎手は、7月にニューマーケット競馬場でドリームアヘッド(Dream Ahead)に騎乗しジュライカップを制し、英国でG1勝利を挙げた2人目の女性騎手となった。また8月にヨーク競馬場でマーゴットディッド(Margot Did)に騎乗しナンソープS(G1)を制している。
ターナー騎手は、「サヴォイホテルの素晴らしいセレモニーに招いてくださったジャガー社に感謝します」と語った。
そして、「今年私をサポートしてくれたすべての人、とりわけ私ここまで引き立ててくれたマイケル・ベル(Michael Bell)調教師感謝したいと思います。またエージェントのガイ・ジュウェル(Guy Jewell)氏にも感謝します」と述べた。
ターナー騎手は8月にバース競馬場で落馬した際に足首を骨折したが、現在は快方に向かっており、ベル調教師管理馬の調教に騎乗している。
By David Milnes
[Racing Post 2011年11月29日「Turner the inspirational sportswoman of the year」]