海外競馬ニュース 2012年01月05日 - No.1 - 2
ブリーダーズカップの更に2レースがG1のステータスを獲得(アメリカ)[開催・運営]

 ブリーダーズカップのうちの更に2レースがG1に格上げされ、2012年のサンタアニタ競馬場におけるブリーダーズカップは、15レースのうち13レースが最高レベルのステータスで開催されることになる。

 BCターフスプリントとBCジュヴェナイルフィリーズターフが今回G1に格上げされ、今やこのレベルに達していないのはBCマラソン(G2)とグレードを与えられていないジュヴェナイルスプリントのみとなる。

 ジュヴェナイルスプリントは2011年に第1回が施行されたばかりであり、2回施行されるまでどのグレードにも格付けされることはない。

 今回の格上げは、アメリカグレードステークス委員会(American Graded Stakes Committee)による年次評価の一環として発表された。同時に、キーンランド競馬場のジェニーウィリーSとパークスレーシング競馬場(旧フィラデルフィアパーク競馬場)の初めてのG1競走となるコティリオンSもG1に格上げされた。

 一方、ニューヨーク州の競馬場で2歳馬限定の4つのG1競走のうちの1つであったサラトガ競馬場のホープフルSをはじめとする4レースが、2012年にそのG1のステータスを失う決定がなされた。

 サラトガ競馬場は、ラフィアンインビテーショナルHが降格されたことで更にもう1つのG1を失い、デルマー競馬場のハリウッドターフカップとパットオブライエンSの両レースもG1のステータスを喪失した。

 トータルのG1競走数は今年と同じ112レースで保たれる。

 なお新たに5レースがG2、4レースがG3のステータスを獲得し、11レースが完全にグレードを失った。

By Nicholas Godfrey

[Racing Post 2011年12月2日「Two more Breeders’ Cup races reach Grade 1 level」]