ベットフェア社(Betfair)の役員は3月14日、ハリウッドパーク競馬場は米国の競馬場では初の5年間の命名権契約により“ベットフェア・ハリウッドパーク競馬場”となると述べた。
ベットフェア社は、カリフォルニア拠点の競馬チャンネルで会員制賭事業者のTVGを所有し、世界最大のエクスチェンジ賭事を運営している。英国を拠点とする同社は、アスコット競馬場の重要なスポンサーでもある。
ベットフェアUS社とTVGのCEOであるスティーブン・バーン(Stephen Burn)氏は、「私たちは米国競馬を良い方向に向かわせるよう尽力しています。出来るだけ幅広く若い観客の興味を引くため、競馬体験のあらゆる面の変革に大胆に取り組む意欲のあるハリウッドパーク競馬協会(Hollywood Park Racing Association)と提携できたことを光栄に思います」と語った。
ハリウッドパーク競馬場の命名権についての金額的詳細は、明らかにされなかった。
ベットフェア社は契約期間中に、カリフォルニア州イングルウッドにある同競馬場においてインフラ構築のためにかなりの投資と改善を行うだろうと述べた。これらの改善には、現在ハリウッドラウンジのある1階に“ベットフェアクラブ”を、現在VIPラウンジがある3階に“ベットフェアラウンジ”を設立することが含まれている。
発表によれば、この2つの場所は、ファンにレースの臨場感と当世風のシャレた飲食サービスを提供し、最先端テクノロジーの利用が可能となるよう改修が行われる。
テレビ中継とインターネット配信については、ベットフェア社は他のメジャースポーツのテレビ中継に見られる最新のグラフィックアートを導入され、ベットフェア・ハリウッドパーク競馬場からのレースはハイビジョンで放映されると予想される。
By Eric Mitchell
[The Blood-Horse 2012年3月24日「Betfair gets five-year naming rights to Hollywood Park」]