海外競馬ニュース 2012年07月12日 - No.29 - 2
シリュスデゼーグルに禁止薬物の陽性反応(フランス)[その他]
フランスギャロは7月2日、 昨年のヨーロッパ最優秀古馬シリュスデゼーグル (Cirrus des Aigles)が禁止されている抗炎症剤の大量投与による陽性反応を示したという発表を行った。これにより同馬は今加熱する議論の渦中にいる。
この薬物検査は同馬が5月27日のロンシャン競馬場のイスパーン賞(G1)でゴールデンライラック(Golden Lilac)の2着になった後に行われたもの。
シリュスデゼーグルを管理するコリーヌ・バランド-バルブ(Corine Barande-Barbe)調教師は、フランスギャロの検査結果の発表に対して、薬物検査での陽性反応は妨害工作を行う者が改ざんしたか、検査の誤りから発生したものであるとし、以下の強い調子の声明を出した。
「私たちはシリュスデゼーグルに禁止薬物を一切投与しておらず、悪意ある者の陰謀かサンプルの取違いとしか思えません。したがって、フランスギャロに異議申し立てを行いました」。
シリュスデゼーグルは現在43戦15勝で、58万9,497ドル(約4億7,196万円)を獲得している。今年、ドバイシーマクラシック(G1)とガネー賞(G1)を優勝している。
(関連記事)海外競馬ニュース 2012年No.28「シリュスデゼーグル、せん馬に対する方針の違いから英国のレースに出走(イギリス)」
[thoroughbredtimes.com 2012年7月2日「Cirrus des Aigles tests positive for banned drug」]