海外競馬ニュース 2012年08月09日 - No.33 - 5
金メダリストのマイケル・フェルプス氏、馬主になることを検討(アメリカ)[その他]

 ロンドン・オリンピックで通算メダル獲得総数が史上最多となった水泳のマイケル・フェルプス(Michael Phelps)選手は、将来サラブレッド馬主になるかもしれない。

 ロンドン五輪は水泳競技人生の最後となると語ったフェルプス氏は、コーチのボブ・バウマン(Bob Bowman)氏とともに競走馬を購買し、友人で殿堂入り調教師であるボブ・バファート(Bob Baffert)氏に預けたいと述べている。

 フェルプス氏はヤフースポーツ(Yahoo! Sports)に、「私はそのようになれば素晴らしいと考えています。ボブとこのことについて何度も語りました」と語った。

 ボルティモア出身でピムリコ競馬場プリークネスS(G1)を見て育ったフェルプス氏は、2013年は三冠競走をすべて観戦するつもりであると語った。同氏は5月にツイッターで、母デビーと姉ヒラリーは観戦したのに、自身は今年のプリークネスSを観戦できずに“凹んだ”とツイートした。

 ケンタッキーダービー(G1)とプリークネスSの前に、フェルプス氏はバファート調教師が管理するボードマイスター(Bodemeister)に応援メッセージをツイートしていたがいずれのレースも2着に終わった。

 フェルプス氏はケンタッキーダービー当日にスマイルマークをつけて、「ボブと私が馬を預託すれば、バファート調教師は調教してくれるだろうか?」とツイートした。

 ツイッターのプロフィールの自己紹介に“ホースマン”と記しているバウマン氏は、ケンタッキーダービーとプリークネスSに先駆けて、ボードマイスターとウェントザデーウェル(Went the Day Well)の応援メッセージをツイートした。

 フェルプス氏は7月31日、15個目のオリンピック金メダルを獲得し、銀・銅合わせて19個目のメダルを獲得し、旧ソ連の体操選手ラリサ・ラチニナ(Larisa Latynina)氏の通算メダル獲得総数の記録を破った。なお、ラチニナ氏は1956 年から1964年までで9個の金メダル、5個の銀メダルおよび4個の銅メダルを獲得していた。また、フェルプス氏はロンドン・オリンピックであと3つの競技を残している[訳注:これら3つの競技すべてを優勝したフェルプス氏の通算メダル獲得総数は金18個を含む22個となった]。

[thoroughbredtimes.com 2012年8月1日「Phelps says he is considering Thoroughbred ownership」]