ジョッキークラブは8月11日、2013年に北米登録サラブレッド産駒は2012年の産駒数と変わらないだろうと述べた。
ジョッキークラブの上席副理事長兼専務理事マット・ユリアノ(Matt Iuliano)氏は、2013年の推定産駒数は2万4,700頭となると語った。これは2012年と同じ頭数である。
2012年の推定産駒数は2011年の2万7,000頭から8.5%の減少を示していた。しかしジョッキークラブは、その2011年の推定産駒数を2万5,500頭(2010年の5.2%減)に下方修正し、2010年も3万頭から2万8,500頭(2009年の5%減)に下方修正した。
ユリアノ氏は、「私たちは2010年と2011年の産駒推定数をそれぞれ1,500頭下方修正しました。繁殖牝馬の頭数から算出した2013年推定産駒数は、この2年間の史上最低頭数までにはなりませんでした」と語った。
推定産駒数は繁殖牝馬報告(Reports of Mares Bred:RMBs)を基に算出され、毎年8月1日までにまとめられる。ただし、ジョッキークラブはその後も引き続き繁殖牝馬報告を受理している。
2012年と2013年のサラブレッド産駒推定数は、2万4,301頭が登録された1971年以来最も少ない。
ジョッキークラブはニューヨーク州サラトガスプリングスで8月12日に開催さるジョッキークラブ円卓会議で産駒数について議論することになっている。ジョッキークラブの理事は数年間の減少の後に産駒数が持ち直しているように思われる事実を前提として楽観論を述べている。なお、2007年の産駒数は全体で約3万8,000頭であった。
ジョッキークラブは、全体の出走頭数を増加させレース開催日程を調整している競馬場を支援するためにプログラムを開発している。産駒数の減少はすでに、全米のあらゆる競馬場の出走頭数や競馬開催日数に影響を与え始めている。
By Tom LaMarra
[bloodhorse.com 2012年8月11日「Foal Crop for 2013 Projected to Hold Steady」]