サウスフィールド牧場(Southfield Farm)にあるジョッキークラブ・エステーツ社(Jockey Club Estates)の土地にリサイクル施設を設置する計画が申請されれば、毎年ニューマーケットが出している牧場廃棄物の5分の1は、有効に再利用されることになるだろう。
認可されればこの種のものでは初めてとなるリサイクル施設は、年間5,000トンの牧場廃棄物を、(1) 地域の事業体や学校に熱源を供給することのできるバイオマス燃料、および (2) ギャロップ走路や牧場・農地に撒くことのできる肥料、に変えることができる。
ジョッキークラブ・エステーツ社のウィリアム・ジッタス(William Gittus)社長は、次のように語った。「現在の廃棄処理システムが有効なのは間違いありませんが、費用がかかるほか、町中で頻繁にトラックが行き交うような状況を招いています」。
「GGエコソリューションズ社(GG Eco Solutions)と共に取り組むことで、実行可能で、より環境にやさしい解決策が見つかることを望んでいます。この計画はこれまでに、ニューマーケットの調教師と馬産業から大きな関心を呼んでいます」。
GGエコソリューションズ社とジョッキークラブ・エステーツ社は、この計画が完全に事業化された際にはニューマーケットと英国の他の地域にも広がることを望んでいる。
ジッタス氏は、「時間が経つにつれて、この計画が廃棄処理の費用を減らし、調教ビジネスの発展を可能にすることを望んでいます」と付言した。
この計画はサフォーク州議会が最終決定権を持っている。ニューマーケット町議会でつい先日議論が行われたものの、その判断は翌年まで持ち越しとなった。
By David Milnes
[Racing Post 2011年12月24日「Newmarket in line for new recycling plant」]