海外競馬ニュース 2013年05月16日 - No.20 - 3
ニューマーケット競馬場、“フランケルルーム”を設置予定(イギリス)[その他]

 ニューマーケット競馬場は、場内に“フランケルルーム”を設け、現代で最も偉大な競走馬フランケル(Frankel)の功績に敬意を表わす。

 フランケルに関わりのある記念品だけを飾るこの部屋は、同競馬場で最後にレース前調教を行ってからほぼ1年となる今年9月にオープンする。

 サー・ヘンリー・セシル(Sir Henry Cecil)調教師に管理され現在は種牡馬のフランケルに敬意を表する多くの方法が、昨年10月の引退以来ニューマーケット全体で話し合われてきたが、実際に行動をとったのはニューマーケット競馬場が最初である。

 今のパドックバー(Paddock Bar)が改装されることにより、全14勝のうち3勝をニューマーケット競馬場で挙げ、中でも2011年の英2000ギニーにおける驚異的な勝利で有名なフランケルの聖地となる予定である。

 この“フランケルルーム”には、昨年10月のアスコット競馬場でのチャンピオンズS(G1)で競走生活を終えたフランケルの成功物語に関わったすべての主要人物の紹介が掲げられる予定である。

 ジョッキークラブの英国東部担当理事であるエイミー・スターキー(Amy Starkey)氏は、次のように語った。「ニューマーケット競馬場はフランケルに対して特別な親しみを感じています。同馬はジュライコースで施行されたデビュー戦を勝利し、ローリーマイルコースで競われたデューハーストS(G1)と英2000ギニー(G1)のいずれも優勝しました。そのことと併せて同馬が何度かローリーマイルコースでレース前調教を行ったことから、私たちは彼のキャリアを称えたかったのです」。

 そして次のように付言した。「私たちはこの計画に本当にワクワクしており、9月28日に正式に“フランケルルーム”が設置されるのが待ち遠しいです」。

By David Milnes

[Racing Post 2013年4月11日「Frankel has room named in his honour at Newmarket」]