中国で国際競馬イベントを施行する計画は、開催日程が暫定的に10月に計画されていたもののうまく行かないこととなり、予定どおり進んでいない。
メイダン競馬場の役員は今年3月に、中国南部の成都市でドバイからの遠征馬を目玉とする国際競馬イベントの施行が合意に至ったことを発表していたが、検疫条件をめぐって進展が遅れている。
見直し後の開催日程は発表されていないが、UAEの競馬シーズン開幕日は11月1日を予定して動き始めており、この計画への熱意は持ち続けられるものの、開催シーズンとなる今後5ヵ月の間に中国で競馬が開催される見込みはより厳しくなるだろう。
ドバイレーシングクラブ(Dubai Racing Club)のCEOフランク・ガブリエル(Frank Gabriel)氏は、次のように語った。「この計画は秋に何らかの馬イベントを行うために練られていましたが、現時点で検疫条件が合意に至っていないため、延期せざるを得ません。お互いに相違がありますが、中国への馬の輸出入条件について交渉しています」。
「中国での国際競馬イベントが実現するよう最善を尽くしています。この計画を推し進めなければならず、何も棚上げにしていません。当初の考えはUAEの競馬シーズン開幕前にこのイベントを実施する予定でした。現在でもなおシーズン中にそれを達成する意思を持っていますが、1月〜3月はおそらくこの中国の件から離れざるを得ない期間となりそうです」。
メイダン競馬場の声明は次のとおりである。「メイダン競馬場とUAEの環境・水資源省は、パートナーである温江区政府と漢中建設グループ(Guangsha Construction Group)とともに、馬の輸出入条件を進展させるために、北京にある検疫機関の中国国家品質監督検験検疫総局(AQSIQ)に熱心に働きかけています。これにより、成都市温江区にある金馬国際競馬場(Jinma Lake Racecourse)で施行される1日かぎりのイベントへのドバイ遠征馬の出走が可能になるかも知れません」。
By Jon Lees
[Racing Post 2013年10月25日「Quarantine issues delay fixture in China」]