オーストラリアの競馬統轄機関は、G1競走8レースと世界最高賞金額のマイル競走を目玉とする、1,800万豪ドル(約16億2,000万円)のシーズン終盤のチャンピオンシップイベントの設立を発表した。
“ザ・チャンピオンシップス(The Championships)”と名付けられるこの2週にわたる2日間の開催は、ドバイワールドカップ(3月29日)のほんの数週間後の2014年4月12日(土)および19日(土)に、シドニーのランドウィック競馬場で開催される。
この開催で特に注目されるのは、総賞金400万豪ドル(約3億6,000万円)のクイーンエリザベスS(G1 2000m)である。施行者のレーシングNSW社(Racing New South Wales)は、このレースに英王室の馬が出走することを期待して、バッキンガム宮殿に打診していた。
賞金額の大幅引き上げられたその他のレースは、世界最高賞金額のマイル競走となるドンカスターマイル(G1 総賞金300万豪ドル(約2億7,000万円)と、ブラックキャビア(Black Caviar)が2回制したTJスミス(G1 1200m 総賞金250万豪ドル(約2億2,500万円))である。
レーシングNSW社のジョン・メサーラ(John Messara)会長は、次のように語った。「さまざまな年齢や距離といった条件から、2日間の開催で特に注目されるチャンピオンシップ10レースを特定しました。このいくつかは、そのカテゴリーでオーストラリアおよび世界で最高額賞金のレースとなります」。
「そのうち8レースはすでにG1レースであり、約1,000万ドル(約9億円)の投入で、このイベントはオーストラリアとニュージーランドおよび世界中の最強馬を惹きつけることになるでしょう」。
「南半球の競馬界で最も素晴らしいイベントとすることが、私たちの目標です」。
By Tom Kerr
(1豪ドル=約90円)
[Racing Post 2013年11月12日「Australia to host end-of-season championships」]