海外競馬ニュース 2013年02月14日 - No.7 - 2
PMUの15年連続の成長、フランス競馬を後押し(フランス)[開催・運営]
かつてフランスの賭事独占企業だったPMU(フランス場外馬券発売公社)は、厳しい経済情勢にもかかわらず2012年の暫定業績結果において15年連続の成長を発表した。
PMUの売上げは、前年より2.5%増加し105億ユーロ(約1兆2600億円)弱。その内の競馬売上げは前年比0.5%増の98億ユーロ(約1兆1,760億円)で、依然としてPMUの事業の大部分を占めている。
フランス競馬の共同プール賭事の国際協定、なかでもベルギーとドイツと交わした協定は、国内の不振を埋め合わせるのに寄与した。
PMUはまた、マイナースポーツ部門とポーカー部門で大幅な成長を達成したが、この両部門は、競馬部門との競合というよりもインターネット賭事業者との激しい競合に直面している。
今回の結果は、運営費を賭事収入に頼っているフランスギャロ(France Galop)とシュヴァルフランセ(Cheval Français:フランス速歩競走協会)にとって大きな後押しとなる。2011年にこの2つの統轄機関は、PMUから8億7,600万ユーロ(約1,051億2,000万円)を得ていた。
PMUのCEOフィリップ・ジェルモン(Philippe Germond)氏は、「競馬界の財源に充てられる2012年の最終利益は私たちの目標を上回り、両競馬統轄機関が発展戦略をとるための余地を与えました」と語った。
By Scott Burton
(1ユーロ=約120円)
[Racing Post 2013年1月11日「Boost for French racing as PMU figures rise again」]