グレートリーズ競馬場のオーナーは本日、2014年競馬開催日程の配分プロセスへの参加申請を行い、英国の開催競馬場への仲間入りを期して第一歩を踏み出す。
エセックス州で全天候型馬場を持つ同競馬場は、4年間閉場していた。しかし、MCレーストラック社(MC Racetracks)のキース・ブラウン(Keith Brown)会長は、チェルムスフォード近郊のグレートリーズ競馬場が以前、競馬の再開に関してBHA(英国競馬統轄機構)から提起された異議は克服されていると楽観している。
ブラウン会長とCEOトニー・ジェームズ(Tom James)氏は1月30日、最終的な申請書類作成を終え、来年35〜45日の開催を行うことを視野に入れている。
グレートリーズ競馬場は、2008年4月にオープンして以来馬主、調教師および騎手の間で好評であったが、9ヵ月後に閉場し、競馬場は管財人の管理下に置かれ、運営免許は無効とされた。
MCレーストラック社の2013年開催日程の取得申請は、2012年5月にBHAによって却下され、その際BHAからの説明はなかったが、判断に当たって懸念とされたのは施設やアクセスにからむものではなかったと考えられる。
ブラウン会長は、1月30日に次のように語った。「私たちの前回の免許取得申請はいくつかの技術的問題により失敗しましたが、今回はしっかり準備しており、1年前に発生した問題はほとんどクリアできています。どれぐらいの開催日数が取得可能かわかりませんが、35日〜45日程度を取得するつもりで賞金額の予算を立てています」。
ブラウン会長は、グレートリーズ競馬場には波乱万丈の歴史があるため、MCレーストラック社が満たさなければならない基準は他の競馬場に対する基準よりも厳格になるだろうと認めた。
そして次のように語った。「新しい競馬場の場合には、BHAは一般の競馬場には必ずしも適用しない保証を初年度に求めますので、私たちは他の競馬場がしなくても良い一定の保証を行わなければなりません」。
「私たちに財源があることを示すのに困難が伴いましたが、BHAが前回提起した問題にはしっかり対処できたと確信しているので、1年前の時よりも楽に感じています」。
BHAのスポークスマンであるロビン・マウンシー(Robin Mounsey)氏は、1月30日夜に次のように語った。「私たちはグレートリーズ競馬場オーナーからの2014年開催日程リストへの参加申請をまだ受け取っていませんが、間もなく受け取ることになるだろうと思っています」。
「一旦受け取れば、私たちは、申請を十分検討し、BHAと申請者との話合いに彼らも参加することになります」。
By Graham Green
[Racing Post 2013年1月31日「Great Leighs plans to enter fixture process for 2014」]