海外競馬ニュース 2014年01月09日 - No.1 - 1
2014年はステークス競走8レースが格上げ(アメリカ)[開催・運営]

 12月4日にケンタッキー州レキシントンで開催されたアメリカグレードステークス委員会(American Graded Stakes Committee: AGSC)の会議において、2014年に8レースがグレード獲得もしくは昇格を果たし、12レースが降格されることが決定された。

 AGSCは12月6日、総賞金7万5,000ドル(約750万円)以上の米国のオープン競走713レースの見直し結果を発表し、455レース(2013年から2レース減)にグレード格付けを与え、190レースにリステッド競走(準重賞)の格付けを与えた。

 2014年に110レースとなるG1競走は重賞全体(455レース)の24.2%を占め、143レースとなるG2競走は31.4%、202レースとなるG3競走は44.4%を占める。

 リステッド競走は190レースとなり、格付け対象レース(重賞・リステッド・非リステッド)全体713レースの26.6%を占める。非リステッド競走は68レース(9.6%)、全重賞は455レース(63.8%)となる。

 チャーチルダウンズ競馬場のラトロワンヌSのみがG2からG1に昇格し、オークローンパーク競馬場のアゼリSとガルフストリームパーク競馬場のサビンSとホーリーブルSおよびスウェイルSはG3からG2に昇格する。

 またグレードを持たなかった3レースがG3に昇格した。それは、チャールズタウン競馬場のチャールズタウンオークス、デルマー競馬場のトリーパインズSおよびサンタアニタ競馬場のL.A.ウーマンSである。

 一方G1競走2レースがG2に格下げされる。それはサラトガ競馬場のプライオレスSとコールダー競馬場のプリンセスルーニーHである。

 またステークス競走7レース(その大半がカリフォルニア州とニューヨーク州で施行)がG2からG3に格下げされた。それはアケダクト競馬場のゴーフォーウォンドS、サンタアニタ競馬場のサンタバーバラH、ベルモントパーク競馬場のヴァグランシーHとドワイヤーS、サラトガ競馬場のサンフォードS、デルマー競馬場のラホヤHおよびガルフストリームパーク競馬場のハッチソンSである。

 AGSCは、サンタアニタ競馬場のエルエンシノSとサンルイオビスポS、ハリウッドパーク競馬場のジムマレーHにはグレードが与えられないと述べた。

 なお、2013年にはG3競走2レースがリステッド競走に格下げされていた。それはモンマスパーク競馬場のサプリングSとオハイオで唯一の重賞競走だったシスルダウン競馬場のオハイオダービーである。
   

2014年レース レース数 全重賞に対する割合 全格付対象レースに対する割合 2013年からの増減
G1競走 110レース 24.20%   -1
G2競走 143レース 31.40%   -5
G3競走 202レース 44.40%   +4
全重賞 455レース   63.80%  
リステッド競走 190レース   26.60%  
非リステッド競走 68レース   9.60%  
格付対象レース合計 713レース      


By Tom LaMarra
(1ドル=約100円)

[bloodhorse.com 2013年12月6日「Eight Stakes Elevated in Status for 2014」]