昨年春にオーストラリア(Australia)により英ダービー(G1)三連覇を果たしたエイダン・オブライエン(Aidan O'Brien)調教師は、1月3日にアイルランド・キルデア州で開催された毎年恒例のモイグレアディナー(Moyglare Dinner)で、その功績を称えられた。
アイルランドのターフクラブ(Turf Club)は毎年キルデア州で開催されるこの晩餐会において、その年大活躍した、あるいはアイルランド競馬に並々ならぬ貢献をした人物または団体を表彰している。
オーストラリアの2014年英ダービー優勝は、2013年のルーラーオブザワールド(Ruler of The World)、2012年のキャメロット(Camelot)の同競走優勝に続くものであった。
ターフクラブのネヴィル・オバーン(Neville O'Byrne)会長はこの晩餐会の招待客を前に、史上初の英ダービー三連覇を含むオブライエン調教師の素晴らしい功績を称えた。
「エイダン・オブライエン調教師は、これまで記録を打ち立てた経験がないわけではありません。すでに多くのG1馬を調教し、2014年には1997年から数えて11頭目の愛ダービー馬(オーストラリア)を出しました」。
「しかし、今夜オブライエン調教師が表彰されるのはその記録のためではなく、2014年に打ち立てた英ダービーに関するさらなる記録のためです。英ダービーは1780年に初めて施行されこれまで235回開催されましたが、オブライエン調教師は、英ダービー史上前人未到の信じられないほど素晴らしい偉業である三連覇を達成しました。同時に、これは同調教師にとって英ダービー5勝目であり、英国のクラシック競走の21勝目でした」。
第1回愛チャンピオンズウィークエンド(9月13日にレパーズタウン競馬場、14日にカラ競馬場で開催)の運営委員会も、この晩餐会において表彰された。初めてカタールの投資会社Qipco社をスポンサーに迎え、レパーズタウン競馬場で施行された愛チャンピオンS(G1)は、その総賞金が100万ユーロ(約1億4,000万円)に引き上げられた。そして、その週末全体の総賞金は370万ユーロ(約5億1,800万円)を上回った。
By Blood-Horse Staff
(1ユーロ=約140円)
[bloodhorse.com 2015年1月4日「Trainer O'Brien Honored for Derby Victories」]