ウッドバイン競馬場の芝長距離シリーズ(Turf Endurance Series)は、優勝馬関係者に総額4万ドル(約440万円)のボーナスを提供する。同シリーズの1戦目(約2200m)は、カナダの建国記念日でもあるクイーンズプレートフェスティバルの3日目(7月1日)に、前座レースとして施行される。
2戦目以降は距離がより長く、4戦目のマラソンレースでクライマックスを迎える。シリーズ全4戦の日程は次のとおりである。
全4戦の総賞金はそれぞれ5万ドル(約550万円)。このシリーズには、スターターアローワンス競走[クレーミング競走後に2万5,000ドル(約275万円)で譲渡された馬を対象としたレース]や$45,000クレーミング競走[出走馬が4万5,000ドル(約495万円)で譲渡される対象となりうるレース]に出走している馬が参戦できる。
全4戦において、着順をベースにしたポイントが付与され、それによりシリーズ優勝馬が決定される。またシリーズ優勝馬の調教師には1万5,000ドル(約165万円)、馬主には2万5,000ドル(約275万円)のボーナスが贈られる。2頭以上が同点で同時優勝となった場合は、ボーナスは等分される。このシリーズの参加ボーナスは1,200ドル(約13万2,000円)である。
各レースでの付与ポイントは以下のとおりである。
1着:10ポイント
2着: 7ポイント
3着: 5ポイント
4着: 3ポイント
5着: 2ポイント
6着以下:1ポイント
昨年の第1回芝長距離シリーズの優勝馬はテセロン(Tesseron せん馬 父タピット)だった。エマ-ジェーン・ウィルソン(Emma-Jayne Wilson)騎手が騎乗したテセロンは、2レースで優勝し、その他の2レースでは掲示板に入り、32ポイントを獲得した。同馬は、ハロルド・ラドゥサール(Harold Ladouceur)調教師により管理され、カーク・サザーランド(Kirk Sutherland)氏により所有された。
シリーズ1戦目への出走登録は、ウッドバイン競馬場事務所で6月27日午前11時30分(現地)まで受け付けられている。
By Blood-Horse Staff
(1ドル=約110円)
[bloodhorse.com 2018年6月18日「Woodbine Turf Endurance Series Returns」]