エーシンフォワード(13歳)は日本の芝レースで活躍し、ニューヨーク州産馬として歴代で2番目に高い賞金を獲得した。2012年から北海道のレックススタッドで供用されていたが、2018年2月、生まれ故郷エディションファーム(Edition Farm)が所有するロックリッジスタッド(Rockridge Stud ニューヨーク州ハドソンの近く)に移ることになった。種付料はプライベート価格。
エーシンフォワード(父フォレストワイルドキャット、母ウェイクアップキス、母父キュアザブルース)はエディションファームのオーナーのヴィヴィアン・マロイ(Vivien Malloy)氏により生産された。2006年ファシグティプトン社NY州産馬1歳セールにおいて12万5,000ドル(約1,375万円)で落札された。その翌年3月にはファシグティプトン社フロリダセールに上場され、そこで平井宏承氏により29万ドル(約3,190万円)で購買された。エーシンフォワードは栄進堂に所有され、5年間の現役生活を送った。
2010年に阪急杯(G3)を制したエーシンフォワードは、その後マイルチャンピオンシップ(G1)も制し、その勝利は競走馬としてのキャリアを決定づけた。5年間の獲得賞金は2億9,739万円 (中央) /168万円 (地方)となった。
マロイ氏はこう語った。「エーシンフォワードが帰ってくることを嬉しく思います。エディションファームが生産した最高の馬で、国際G1競走で活躍しました。ニューヨーク州の生産者は、ストームキャットのサイアーラインにアクセスできるようになります。また、彼の近親にはファピアノがいます。私たちも数頭の優良繁殖牝馬を送るつもりです」。
By Sarah Mace
(1ドル=約110円)
[bloodhorse.com 2018年1月23日「A Shin Forward to Stand in New York」]