海外競馬ニュース 2018年09月27日 - No.37 - 4
ファロン騎手の息子キーラン、3回目の騎乗で初勝利を挙げる(イギリス)[その他]

 英国リーディングに6回輝いたキーレン・ファロン元騎手の息子、キーラン・ファロン(Cieren Fallon)騎手(19歳)は9月24日(月)、レスター競馬場で初勝利を挙げた。見習騎手限定の"ハンズ・アンド・ヒールズ"ハンデ戦(鞭を持って良いが安全上の理由でのみ使用が許可されるレース)を単勝オッズ26倍のプラッキーディップ(Plucky Dip)で制したのだ。

 キーラン・ファロン騎手は残り1ハロンを切ったときに好機をとらえ、2着馬ピーチィ・カーネハン(Peachey Carnehan)に½馬身差をつけて、プラッキーディップ(7歳 ジョン・ライアン厩舎)を勝利に導いた。父キーレンはこの様子を現地で見ていた。

 同騎手はこう語った。「3回目の騎乗で初勝利を挙げられたことに満足しています。勝てるかどうか疑問に思い始めていたところだからです。肩の荷が下りました。今後は秋のあいだにもう少し多く勝つことを目指します」。

 ニューマーケットのウィリアム・ハッガス(William Haggas)厩舎に所属する見習騎手であるキーラン氏は、「謙虚な姿勢で精いっぱい働いてきました。このままそれを続けていくつもりです。騎手の仕事を気に入っています。全盛期のときの父のような才能溢れる騎手になれれば素晴らしいのですが、それはちょっと難しいですね」。

 父キーレン氏はこう語った。「キーランの将来について話し合ったことはありません。彼はウィリアム・ハッガス調教師の言うことを聞いて精進するのみです。息子が勝利を挙げるのを目にすることは素晴らしいことです。彼は19歳ですが、17歳からサッカーやラグビーなど他にも多くのことをしていました。騎手になることを決心したのは、最初のステップにすぎません。道のりはとてつもなく長く、競馬に携わる者は誰でも知っていますが、良い時もあれば悪い時もあります」。

By Andrew King

[Racing Post 2018年9月24日「Like father like son - Cieren Fallon partners first winner as proud dad looks on」]