海外競馬ニュース 2018年02月15日 - No.6 - 4
競馬は退屈なスポーツの第5位(イギリス)[その他]

 この記事を読んで退屈されませんように。そして願わくは、競馬を観戦して退屈されませんように。

 世論調査会社ユーゴヴ(YouGov)が英国の18歳以上の人々を対象に実施した調査において、回答者の52%が競馬は「退屈」だと答えた。これは競馬界にとって必ずしも良いニュースではない。

 しかしちょっと待ってください。この調査の回答者の70%がゴルフは「退屈」だと答えている。また、59%がアメリカンフットボール、58%がクリケットとダーツ、57%がスヌーカー(訳注:ビリヤードの一種)、競馬と同じ52%がバスケットボールは「退屈」だと答えている。

 実際、英国の人々は17のスポーツに対する考え方について聞かれ、このうち12のスポーツは「楽しい」よりもむしろ「退屈」と答えている。

 回答者の25%は競馬を観戦するのは「楽しい」と答えている。これは他の6スポーツよりも高い割合であり、自転車競技と同水準である。陸上競技は、「退屈」と答える人が最も少なく(28%)、「楽しい」と答える人が最も多かった(47%)。

 2017年11月末に実施されたこの調査の回答者1,616人の内訳からは、性別による明らかな価値感の違いなど、さまざまな興味深い見解が得られる。女性のうち25%が競馬観戦は「楽しい」と答えたのに対し、男性では19%だった。また女性のうち39%が競馬観戦は「退屈」と答えたのに対し、男性では50%だった。

 また、イングランド北部の回答者の50%が競馬観戦は「退屈」と答えたのに対し、ロンドンでは39%にすぎなかった。

 さらに66歳以上の回答者のうち48%が競馬観戦は「退屈」と答えた。18歳~24歳の回答者においてこの割合は39%だったが、この年齢層を正確に把握するにはさらに調査すべきことがある。なぜなら、この年齢層の24%が「これまで競馬を見たことがないので該当なし」と答えたからだ。

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By David Carr

[Racing Post 2018年1月11日「Racing down the field in the boring sports stakes」]