4月14日、アイルハヴアナザーの産駒が初めて重賞を制覇した。アナザートゥルース(せん5歳)が阪神競馬場のアンタレスS(G3 ダ1800m)で優勝したのだ。
アナザートゥルースは岡田牧雄氏の岡田スタッドで生産され、馬主はノルマンディーサラブレッドレーシング。米国二冠馬アイルハヴアナザーは2013年、岡田牧雄氏の弟である岡田繁幸氏のビッグレッドファームで種牡馬入りしていた。
アンタレスSはアナザートゥルースにとって2回目の重賞挑戦となった。同馬はそれまで特別競走に7回出走し、茨城新聞杯(2018年9月22日 中山)とアレクサンドライトS(1月20日 中山)を制して2勝していた。
アナザートゥルースの最初の重賞挑戦は3月14日の名古屋大賞典(Jpn3 ダ1900m)だったが、3着に敗れた。しかしその1ヵ月後、距離を1800mに戻して挑んだアンタレスSで2着に1/2馬身差をつけて優勝した。勝ち時計は1分50秒8。この阪神競馬場での勝利により、アナザートゥルースの通算成績は15戦6勝となり、獲得賞金額は1億2,959万円となった。
アナザートゥルースは、フジキセキの牝馬キョウエイトゥルースを母とする。半兄には、G1を数回制している2016年日本最優秀ダートホースのサウンドトゥルー(父フレンチデピュティ)、みやこS・2着馬ルールソヴァール(父フレンチデピュティ)がいる。
10歳のアイルハヴアナザー(父フラワーアレー)は昨年米国に帰国し、今年からカリフォルニア州のバレナヴィスタファーム(Ballena Vista Farm)で供用されている。2019年の種付料は6,000ドル(約66万円)である。
By Eric Mitchell
(1ドル=約110円)
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