レーシングヴィクトリア(Racing Victoria)は賞金額の大幅引上げを発表した。ヴィクトリア州のスプリングカーニバルにおいて、総額1億豪ドル(約75億円)以上の賞金とボーナスが提供されることになる。
総賞金が100万豪ドル(約7,500万円)を超えるレースは過去最多の16レースに上り、G1競走21レースがカーニバルを盛り上げる。
レーシングヴィクトリア、ヴィクトリアレーシングクラブ(Victorian Racing Club)、ヴィクトリア州政府は、今年のスプリングカーニバルの賞金総額を1,300万豪ドル(約9億7,500万円)以上増加させるために協力して取り組んだ。これは、国際舞台において同カーニバルを一層強化することを目標としている。
カントリーレースにおいても賞金を大幅に引き上げることが発表された。これにより、この春ヴィクトリア州において提供される賞金とボーナスの総額は1,800万豪ドル(約13億5,000万円)以上引き上げられることになる。
レーシングヴィクトリアは、「この賞金の充実により、ヴィクトリア州は世界最高級の馬・調教師・騎手の目的地であり続けるでしょう」と述べた。
ヴィクトリア州は3歳馬とステイヤー(長距離馬)にも重点を置き続けながらも、コックスプレート(G1 芝2040m ムーニーバレー競馬場)をはじめとする馬齢重量競走を盛大に開催する。
レーシングヴィクトリアのCEOジャイルズ・トンプソン(Giles Thompson)氏は、「ヴィクトリア州のスプリングカーニバルは国際的に有名な競馬の祭典です。このカーニバルの一流レースに、豪州と外国から最高級の馬・騎手・調教師が再び参加することでしょう」と語った。
By Racing.com staff
(1豪ドル=約75円)
[Racing Post 2019年7月11日「Record prize-money of A$100m up for grabs at Spring Carnival」]