予防接種済みの馬が馬インフルエンザに罹っていることが判明し、英国における競馬開催は6日間中止となったが、2月13日(水)の再開へゴーサインが出された。
BHA(英国競馬統轄機構)は2月11日(月)午後11時20分、獣医委員会の長時間の会合を経て "危機管理下での競馬再開"を正式に確認し、競馬開催中止を解除した。
プランプトン競馬場とマッセルバラ競馬場は障害レースを再開し、ケンプトン競馬場とサウスウェル競馬場はオールウェザー馬場での平地レースを再開する。
BHAは、週末にキャンセルとなったビッグレースのいくつかが、代替日程で施行されることも確認した。
2月9日(土)にニューベリ競馬場で施行予定だったベットフェアハードルとデンマンチェイスは、2月16日(土)のアスコット競馬場の競馬番組(全9レース)に含まれ、アスコットチェイスと一緒に開催される。
また、2月9日(土)にウォリック競馬場で施行予定だったキングメーカーノヴィス競走は、2月15日(金)にサンダウン競馬場で開催される。
英国の競馬開催は、2月6日(水)にドナルド・マケイン(Donald McCain)厩舎(チェシャー州)でワクチン接種馬3頭が馬インフルエンザであると診断されたことを受け、中止されていた。
2月6日深夜に、BHAは競馬開催中止を決定した。同時に、マケイン厩舎が管理馬を出走させた2月6日の3競馬場と2日前のウォルバーハンプトン競馬場に、管理馬を出走させた100厩舎以上を隔離することを決めた。2月8日(金)には、マケイン厩舎からさらに3頭のウイルス陽性馬が見つかった。
アニマル・ヘルス・トラスト(Animal Health Trust)は英国の競走馬の数千もの鼻汁検体(swab)を分析中で、週末の段階で1,000頭以上が検査をパスしていた。
2月10日の夜遅くに、ニューマーケットのサイモン・クリスフォード(Simon Crisford)厩舎から4頭のウイルス陽性馬が出たことが判明し、競馬が再開されないのではないかという不安が高まっていた。しかし、BHAは2月11日(月)深夜に競馬開催中止を解除した。
By Bruce Jackson
[Racing Post 2019年2月12日「We're on again! Racing returns on Wednesday and a bumper card in store at Ascot」]