海外競馬ニュース 2020年04月30日 - No.17 - 3
ライバル騎手への"頭突き"で6ヵ月間の騎乗停止処分(オーストラリア)[その他]
豪州のルーク・タラント(Luke Tarrant)騎手は4月22日、ドゥーベン競馬場で他の騎手に頭突きを食らわせたことで6ヵ月間の騎乗停止処分を受けた。
タラント騎手は検量室の近くでラリー・キャシディ(Larry Cassidy)騎手と口論になり、その後頭突きを食らわせた。キャシディ騎手は、タラント騎手のヘルメットが鼻に直撃したことで怪我を負った。
第9レースでタラント騎手が7着、キャシディ騎手が8着となり、その直後に口論が始まったと考えられている。
タラント騎手は施行規定AR115(1)(a)に違反する行為を行ったとされ、本人はそれを認めた。また、追加されたソーシャルディスタンスに関するルールにも違反したことが考慮され、6ヵ月間の騎乗停止処分を言い渡された。この処分はただちに発効し、10月22日まで続く。
2019年7月、タラント騎手は薬物関連の容疑により刑事裁判で保護観察処分を受けたことで、クイーンズランド州の裁決委員により騎手免許をはく奪された。しかしその3ヵ月後、リハビリプログラムを受けることに同意し、950豪ドル(約6万6,500円)の過怠金を支払い、騎手免許を再取得した。
タラント騎手のキャリア最高の勝利は、ルックトゥザスターズ(Look To The Stars)で達成した2015年BRCサイアーズプロデュースS(G2)優勝である。
By James Stevens
(1豪ドル=約70円)
[Racing Post 2020年4月22日「Jockey banned for six months after headbutting rival rider」]