第4回競走馬アフターケア国際フォーラム(International Forum for the Aftercare of Racehorses:IFAR)は、南アフリカのケープタウンにおいて第38回アジア競馬会議(Asian Racing Conference: ARC 2月18日~23日)と同時に開催される。
IFARとARCは、アジア競馬連盟(Asian Racing Federation:ARF)と南アのARC運営委員会により主催される。ARC運営委員会を構成するのは、フメレラ・ゲーミング&レジャー社、レーシング・アソシエーション(RA)、ゴールドサークル・レーシング&ゲーミング・グループ、ケニルワースレーシング、南アフリカ・ナショナル・ホースレーシング・オーソリティー(NHRA)である。
IFARのセッションは、競走馬のアフターケアに関する多様なトピックを取り上げる。それには、「さまざまな競馬管轄区におけるアフターケアの事例報告」、「アフターケアについて競馬統括者が直面する問題」、そして「IFARの 2017年の創設時から現在にいたるまでの発展についての議論」が含まれる
IFAR運営グループの議長を務めるダイ・アーバスノット(Di Arbuthnot)氏は、こう語った。「世界中でアフターケア対策の進歩と発展に向けた機運が非常に高まっていることを実感しています。これはIFARが今まで実行してきた仕事が認められている証拠です。IFAR、とりわけ毎年開催されるその国際総会が、この機運を持続させる役割を担うことを望んでいます」。
「馬の福祉問題についての注目度は高まってきています。世界中の競馬統括機関にとって、避けられない圧力を掛けられた時に対処できるように態勢を整えることも利益にかなっています。アフターケアの分野では、IFARがお役に立てます」。
ARFの事務総長であるアンドリュー・ハーディング(Andrew Harding)氏はこう語った。「サラブレッドが生涯のあらゆる段階においてケアされるべきであることは、当然ながら世界中で大きな論点となっています。それゆえ、IFARの国際会議が今年のARCのビジネスプログラムに含まれることを嬉しく思っています。建設的な対話をするために競馬統括機関・ホースマン・その他の利害関係者の代表者を団結させることが、世界中の競馬統括機関が馬の福祉を向上させる取組みを生み出す一助となることを期待しています」。
第1回~3回IFARは以下の国際会議と同時に開催された。
・ 2017年5月 パンアメリカン会議(Pan American Conference 米国・ワシントンDC)
・ 2018年5月 ARC(韓国・ソウル)
・ 2019年5月 欧州・地中海地域競馬連盟(EMHF ノルウェー・オスロ)
以下のウェブサイトで第38回アジア競馬会議(ARC)についてより多くの情報を得ることができる。http://www.arcsa2020.com/
By Blood-Horse Staff
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