カリフォルニア州競馬委員会(CHRB)が統括する施設での予後不良事故は2022年に10%近く減少したと、CHRBの専務理事であるスコット・チェイニー氏は1月19日(木)の月例会議で理事会メンバーたちに語った。
チェイニー氏によると、2022年の州内の競馬場や調教センターでのすべての馬種の予後不良事故は2021年の71件から64件に減少し、そのうち30件は筋骨格系外傷に分類され、ほかの24件は事故・疝痛などの疾病・突然死によるものだった。なお、死亡馬64頭のうち50頭はサラブレッドだった。
サンタアニタパーク競馬場で年の初めに予後不良事故が頻発した2019年以降、「予後不良事故の総計は50%減少しました」とチェイニー氏は述べた。
CHRBの馬医療担当理事のジェフ・ブレア氏はチェイニー氏に続いて所見を述べる中で、カリフォルニアの雨がちな冬に対処するために尽力しているホースマン・馬場管理班・競馬場運営者を称賛した。このような気候はいくつかの開催中止の原因になっている。
1月19日(木)の月例会議では、ハンボルト郡フェア開催日(ファーンデール競馬場)とゴールデンゲートフィールズ競馬場の開催日が衝突するため、委員たちは北カリフォルニアの8月後半の競馬開催日程の決定を遅らせた。2つの競馬場は開催日や金銭的な取決めをめぐって対立してきた。過去にはこの2場の開催が重なったこともある。
2月は理事会がないため、CHRBは3月16日の会合で夏の開催日の割り当てを再検討するだろう。オスカー・ゴンザレス副委員長は2月に非公式な会議を開くこと、そして"この問題を解決するために"ファーンデール競馬場を訪れることを提案した。
By Byron King
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[bloodhorse.com 2023年1月19日「Equine Fatalities Continue Decline in California in '22」]