海外競馬ニュース 2023年10月26日 - No.41 - 4
繁殖牝馬報告による2023年産駒数は前年から微増(イギリス・アイルランド)[生産]

 ウェザビーズ社が発表した『繁殖牝馬報告(9月30日まで)』によると、英国とアイルランドのジェネラルスタッドブック(The General Stud Book)に登録された産駒数は合計1万3,438頭であり、2021年の1万2,920頭、2022年の1万3,275頭から増加している。

 英国では4,356頭の産駒が登録されている。2021年の4,282頭からは増加しているが、2022年の4,518頭からは減少している。アイルランドでは9,082頭の産駒が登録されており、2021年の8,638頭、2022年の8,757頭から増加している。英国とアイルランドを合わせた今年の産駒数は、2021年から2022年にかけて355頭増加し、2022年から2023年にかけて163頭増加している。

 2023年に報告された繁殖牝馬の頭数は2万2,600頭である。2021年から2022年にかけて112頭増加した後(2万2,720頭→2万2,832頭)、2022年から2023年にかけて232頭減少している。このうち2,456頭(英国957頭、アイルランド1,499頭)が種付けされず、5,912頭が報告なしであり、合計210頭が不受胎だった。

 種牡馬頭数は英国で2頭増加して113頭となり、アイルランドで3頭減少して184頭となった。

 2023年の種付頭数によるトップサイアーはクールモアの障害部門にいるクリスタルオーシャンであり、種付頭数は335頭だった。それに続くのはスーネーション(289頭)、ヴァダモス(273頭)、アフィニシー(268頭)である。

・英国で9月30日までに登録された産駒4,356頭のうち、牡馬は2,107頭(48.37%)、牝馬は2,249頭(51.63%)だった。それに対し2022年の産駒4,518頭のうち牡馬は2,248頭(49.76%)、牝馬は2,270頭(50.24%)だった。

・ アイルランドで9月30日までに登録された産駒9,082頭のうち、牡馬は4,665頭(51.37%)、牝馬は4,417頭(48.63%)だった。それに対し2022年の産駒8,757頭のうち、牡馬は4,394頭(50.18%)、牝馬は4,363頭(49.82%)だった。

・英国では2023年の9月30日時点までに種付けが報告された繁殖牝馬は6,186頭である(全繁殖牝馬の82.62%)。2022年の9月30日時点までには6,610頭の報告があった(全繁殖牝馬の82.32%)。

・アイルランドでは2023年の9月30日時点までに種付けが報告された繁殖牝馬は1万2,386頭である(全繁殖牝馬の81.96%)。2022年の9月30日時点までには1万1,398頭の報告があった(全繁殖牝馬の77%)。

・2023年の9月30日時点までに英国とアイルランドで種付けが報告された繁殖牝馬は合計で1万8,572頭であり、2022年の9月30日時点までの1万8,008頭と比較すると3.13%増加している。
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By Weatherbys

[bloodhorse.com 2023年10月23日「Weatherbys Reports Breeding Stats for England, Ireland」]