海外競馬ニュース 2023年12月21日 - No.49 - 2
ブルーム、トルコで種牡馬入り(アイルランド・トルコ)[生産]

 G1馬ブルーム(父オーストラリア)が引退し、トルコのチェリコグル・スタッドで種牡馬入りすることが分かった。

 今年7歳の同馬はエイダン・オブライエン調教師に管理され、松島正昭氏を含むクールモアの馬主シンジケートのもとで6シーズンに渡り功績を挙げた。主な勝ち鞍として、2021年のサンクルー大賞 (G1)、同年のムーアズブリッジS (G2 カラ)、2022年のハードウィックS (G2 アスコット)、そして今年3月のドバイゴールドカップ (G2 メイダン)などがある。

 すでに繁殖牝馬として成功を収めているスウィープステーク(父アクラメーション)を母に持つブルームは、エポナブラッドストック(Epona Bloodstock)で生産された。全弟には、複数の重賞勝ち馬で直近ではバーレーンインターナショナルトロフィー(G2)で3着となったポイントロンズデールがいる。また、今年のチャンピオンズジュヴェナイルS (G2 レパーズタウン)を勝利するなど前途有望な活躍を見せたディエゴヴェラスケス (父フランケル)は3/4弟である。

 トルコ人ジャーナリストであるヤリス・デルギシ氏によれば、購買者のアリ・リザ・チェリコグル氏が、同氏のエージェントであるHRPディス・ティカレット社を通じて(庭先)取引を成立させた。

 ブルームはキャリア通算39戦9勝(2着6回、3着2回)という成績を残し、通算獲得賞金は281万4,348ドル(約4億800万円)にのぼる。先月出走し11着となったブリーダーズカップターフ(G1 サンタアニタパーク)が引退レースとなった。同レースでは2021年にユビアーに僅差の2着、2022年には6着となっており、ブルームにとって3度目の挑戦であった。

         (1ドル=145円)  

By Racing Post Staff

[bloodhorse.com 2023年12月17日「Broome Retired to Stud in Turkey」]