ドバイワールドカッデーの出走予定馬が発表された。3月4日にフランキー・デットーリ騎乗でサンタアニタハンデキャップ(G1)を制したニューゲートを筆頭に、33頭のG1勝馬が賞金総額3,050万ドル(約45億7,500万円)のドバイワールドカップデーに出走する。
ドバイワールドカップデー開催の出走予定馬は以下のリンクから確認できる。
https://dubairacingclub.com/media?RID=B6m2bXDnTH
エミレーツ航空がスポンサーを務める賞金総額1,200万ドル(約18億円)のドバイワールドカップ(G1)には、ディフェンディングチャンピオンのウシュバテソーロ、サウジカップ(G1)勝馬のセニョールバスカドール、ブリーダーズカップクラシック(G1)2着馬のデルマソトガケなど13頭が出走する。地元ドバイの調教馬を率いるのは、カザフスタン人馬主に所有されていて、アルマクトゥームチャレンジ(G1)を制したカビールカーンである。
ロンジンがスポンサーを務める600万ドル(約9億円)のドバイシーマクラシック(G1)には、12頭が出走する。2022年優勝馬のシャフリヤールは、リバティアイランドやスターズオンアースを含む強力な日本勢の一員として、史上初となる2度目の同レース制覇を目指す。これに対しヨーロッパからはブリーダーズカップターフ(G1)勝馬、オーギュストロダンとコロネーションカップ(G1)勝馬、エミリーアップジョンが参戦し、ゴドルフィンは2021年のUAEダービー(G2)を制したレベルスロマンスで挑む。
500万ドル(約7億5,000万円)のドバイターフ(G1)では、前人未到の同レース4勝目を狙うジョン&セイディ・ゴスデン厩舎のロードノースが同厩舎のG1・3勝馬ナシュワを含む14頭のライバルと対戦する。また、有馬記念(G1)勝馬のドウデュースも出走する。
ドバイワールドカッデーでは、重要なスプリント戦も2競走実施される。200万ドル(約3億円)のドバイゴールデンシャヒーン(G1)には、2023年の覇者シベリウス、同年の4着馬ホプキンスが挑む。一方、日本勢を率いるのはリヤドダートスプリント(G3)を見事に制したリメイクだ。
もう一つのスプリント戦である150万ドル(約2億2,500万円)のアルクオーツスプリント(G1)は国際色豊かである。アメリカからはG1・4勝馬のカサクリード、日本からはジャスパークローネが参戦し、英国からは共にスプリントカップS(G1)勝馬のリージョナルやエマラーティアナを含む数頭が出走する。3月10日のクイーンズシルバージュビリーカップ(G1)を制したカリフォルニアスパングルは香港から参戦する。
またドバイワールドカッデーは3つのG2競走も実施される。その一つであるゴドルフィンマイル(G2)では、2023年の優勝馬アイソレートやサウジカップ3着のサウジクラウンが出走し、有力な出走馬を集めている。
UAEダービー(G2)では、サウジダービー(G3)を制した日本のフォーエバーヤングが一番の注目を集めている。その他に、アメリカのパンダゲート、UAE2000ギニー(G3)の勝馬メンデルスゾーンベイ、そして共にエイダン・オブライエン調教師の管理馬であるヘンリーアダムス、ネイビーシールも参戦する。
このバリードイルの名伯楽はドバイゴールドカップ(G2)にタワーオブロンドンを出走させる。そこでは、愛セントレジャー(G1)勝馬のエルダーエルダロフ、ヨークシャーカップ(G2)勝馬のジャベロット、ロンズデールカップ(G2)勝馬のコルトレーンなどが相手となりそうだ。
伝統的な一日の幕開けを飾るのは、純血アラブのレースで100万ドル(約1億5,000万円)のドバイカハイラクラシック(純血アラブ限定 G1)で、2022年の優勝馬ファーストクラスやサウジアラビアの無敗のスター馬であるアスファンアルカレディアなど13頭が出走する。
By TRC
(1ドル=約150円)
[thoroughbredracing.com 2024年3月11日「Dubai World Cup fields: Big 'Cap winner Newgate joins the $30.5m Meydan party」]